唐松岳から行く不帰ノ嶮(不帰キレット)縦走
⑥不帰ノ嶮 Ⅱ峰(中半)ルート紹介
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不帰ノ嶮 看板付近のクサリ場
唐松岳から行く不帰ノ剣縦走
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はじめに
前ページでは、唐松岳からⅢ峰を超えⅡ峰北峰を
少し下った地点まで紹介しました。このページで
は、不帰ノ嶮の中でも核心部、Ⅱ峰北峰から1峰
区間より中半を紹介します。
ここでもう一度、不帰ノ嶮の概要のおさらい
前ページでは、Ⅱ峰北峰からクサリにて岩場の下
り前半までを紹介しました。
創楽では、不帰ノ嶮・核心部(Ⅱ峰北峰からⅠ
峰区間)を前半・中半・後半の三部に分け詳細
に紹介致します。このページは中半です。
これまで紹介した区間の確認
これから紹介する区間
前ページで紹介したⅡ峰北峰からの核心部
(前半)クサリ4まで確認!クサリ4を渡る
としばらく整備されたコースを歩きます。
ポイント地点 | 標高 | 到達時刻 | ポイント間の距離(m) | ポイント間の距離・合計(m) |
唐松岳 | 2,699 | 10:30出 | 0 | 0 |
Ⅱ峰南峰 | 2,611 | 11:07着 | 1,049 | 1,049 |
Ⅱ峰北峰 | 2,589 | 11:20着 | 358 | 1,407 |
1峰ノ頭 | 2,519 | 12:12着 | 731 | 2,138 |
最低のコル | 2,411 | 12:30着 | 565 | 2,703 |
天狗の大下りスタート地点 | 2,709 | 13:19着 | 908 | 3,611 |
不帰ノ剣 Ⅱ峰(中半)ルート紹介
コースより上を見上げると
<今来たクサリ場の景観が見える。
緑と鋭い岩稜のコントラストが美しい!
整備されたコースをしばらく歩くと、クサリ
場が有ります。このスサリをクサリ5と名付
けます。この写真は、沢山の登山者が登って
こられ、待ち時間に撮影したモノです。
最後の方にお聞きした所、ツアー登山者で有
り、唐松岳山荘泊と話しておられ、もう少し
ですね!など、軽い挨拶を交わしクサリ5を
下ります。
クサリ5の様子
クサリ5をクリアすると、深緑の多いコースを歩き
よく、登山雑誌やガイド本に出てくる、
不帰ノ嶮の看板が有ります。
その後、写真のような狭いコースを辿ります。
所に寄っては、クサリが整備されてます。
このクサリをクサリ6と名付けます。
クサリ6を渡り切りしばらく歩くと、視界が開け
正面に広場が見えます。広間の奥に見えるのが
Ⅰ峰です。
ここまでのコース紹介
ボイント地点 | 標高(m) | 到着時刻 | ポイント間の距離(m) | ポイント間の距離合計(m) |
Ⅱ峰北峰 | 2,589 | 11:20出 | 0 | 0 |
不帰ノ嶮・看板 | 2,539 | 11:40着 | 174 | 174 |
小さな広場 | 2,526 | 11:43着 | 74 | 248 |
小さな広場で、小休憩を取りコースに戻ります。
小さな広場を過ぎるとハシゴを下ります。
(ハシゴ小さいです!)
ハシゴを通過すると小さな峰が見えて来ます。
コースはその小さな峰の右側を行きます。
写真より赤い線です。
小さな峰を通過している所です。もうこの地点
では、見下ろしていたⅠ峰が肩を並べます。
小さな峰を通過すると、よく登山雑誌で見かける
空中ハシゴを渡ります。丁度、自分達が通過する
タイミンングで唐松を目指す登山者とはちあわせ
ます。どちらから先通過しますか?など声を掛け
て下さったので、そちらからどうぞ!など、話を
してこの難所?を通過します。擦れ違いの際、そ
の登山者は、ナント若い女性でありしかも単独で
あった!俗に言う山ガールそれとも単独登山女子
なのか?
岳友で有る岡本さん慎重に空中ハシゴを通過す
る所です。余裕なのかクサリに頼らすの通過!
無事、名物?空中ハシゴを攻略しました!
ボイント地点 | 標高(m) | 到着時刻 | ポイント間の距離(m) | ポイント間の距離合計(m) |
Ⅱ峰北峰 | 2,589 | 11:20出 | 0 | 0 |
不帰ノ嶮・看板 | 2,539 | 11:40着 | 174 | 174 |
小さな広場 | 2,526 | 11:43着 | 74 | 248 |
空中ハシゴ | 2,484 | 11:50着 | 123 | 371 |
このページで紹介した区間
カシミール標高グラフより
カシミール地図よりこのページで
紹介した区間
次のページではⅡ峰(後半)を紹介します。
ここもクサリ場が多いです!!
まとめ
【1】
不帰ノ嶮は三つの峰の総称である。Ⅰ峰・Ⅱ峰
Ⅲ峰に分かれ、核心部であるⅡ峰は更に南峰と
北峰に分かれ、最もクサリ場が多い区間はⅡ峰
北峰側の斜面である。
【2】
Ⅱ峰北峰より1~4クサリ場を下るとクサリ5を
通過しその後、撮影スポット?不帰ノ嶮看板地
点を通過しトラバースのクサリ6をクリアして
小さな広場で小休憩をとり、次に登山雑誌等で
紹介されている空中ハシゴを渡ります。
【3】
ルートは基本的にクサリ等整備されているので
一つ一つ難所を丁寧・慎重に行動すれば大丈夫
だと思うが、油断は禁物
⑦不帰ノ剣 Ⅱ峰(後半) |
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