唐松岳から行く不帰ノ嶮(不帰キレット)縦走
⑤不帰ノ嶮 Ⅱ峰(前半)ルート紹介
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不帰ノ嶮 Ⅱ峰北峰より岩稜地帯のクサリ場を下る。
唐松岳から行く不帰ノ剣縦走
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はじめに
前ページでは、唐松岳からⅢ峰を超えⅡ峰南峰
が見える所まで来ました。
Ⅲ峰は黒部側をトラバースするようにコースが
整備されておりました。さて、ここからのコー
スは?このページでは沢山の写真にて不帰ノ嶮
の核心部と呼ばれるⅡ峰を紹介致します。
Ⅱ峰は前半・中半・後半の3ページ構成にて詳
細に写真や図で紹介します!その中でこのペー
ジは前半です。
ここでもう一度、不帰ノ嶮の概要のおさらい
不帰ノ嶮は
白馬側より、Ⅰ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰にて構成され
ており今回のトライは唐松側からスタートし
ており前ページでは
唐松岳からⅢ峰を通過しました。
このページでは
Ⅱ峰を紹介します。
Ⅱ峰は
南峰と北峰が有り
不帰ノ嶮の核心部(最も険しい区間)は
Ⅱ峰北峰とⅠ峰の間です。
では、Ⅱ峰に出発です!
ポイント地点 | 標高 | 到達時刻 | ポイント間の距離(m) | ポイント間の距離・合計(m) |
唐松岳 | 2,699 | 10:30出 | 0 | 0 |
Ⅱ峰南峰 | 2,611 | 11:07着 | 1,049 | 1,049 |
Ⅱ峰北峰 | 2,589 | 11:20着 | 358 | 1,407 |
1峰ノ頭 | 2,519 | 12:12着 | 731 | 2,138 |
最低のコル | 2,411 | 12:30着 | 565 | 2,703 |
天狗の大下りスタート地点 | 2,709 | 13:19着 | 908 | 3,611 |
不帰ノ剣 Ⅱ峰(前半)ルート紹介
10:57
Ⅲ峰通過地点からⅡ峰南峰が見えます。
南峰までのコースも見えます。
Ⅱ峰南峰に向けての登りの様子浮き石に寄る
スリップに注意!
11:06
Ⅱ峰南峰に到着
ここからの景観は
これから歩くに峰北峰・Ⅰ峰
天狗の大下りまで一望
またⅡ峰北峰までは、コースが見えてます!
(赤い線)
八方尾根から見たⅡ峰より、
コースは赤い線です。
Ⅱ峰南峰より、コースは一端下ります。
下ると写真の様に見下ろしていたコース
が水平に見えます。
その後、榛松が多い茂る整備された
コースを歩くと、
コースは、Ⅱ峰北峰の登りに成ります。
この坂を登り切ると
11:21
Ⅱ峰北峰に到着します。
Ⅱ峰南峰 → Ⅱ峰北峰
距離 約360m
時間 約15分
ここからは、いよいよ不帰ノ嶮 核心部
気合を入れる!
先ずはカシミール標高ブラフにて確認です。
Ⅱ峰北峰からは、一揆に約150m下ります。
では、不帰ノ嶮 核心部に向けて出発です!
先ず、この写真はⅡ峰北峰よりコースです。
コース写真より看板の位置を目指します。
コース上に岩に○印があるのが伺える。
いきなり、クサリのある急勾配を下り、そこから
看板を目指し右側に折れます。ここもクサリが整
備されてます。
クサリ場を過ぎる、コースは看板を目指し
道が付いているが、白馬側が切れ落ちて
ます。
この区間より見下ろすと、Ⅰ峰と
これから歩くコースが見える。
白馬側を歩いたコースはやや右の折れ岩場
に入り込み、ここからクサリの無い岩場を
下り看板に到着です。
岩場下りの様子(モデル岡本さん)
両手をしっかり固定して、一歩ずつ丁寧に
足を下ろし足場を確認してから、確実に下
りてます。
三点支持は確実に行なう!!
岩場を下りると
11:26
「下に登山登山者あり
落石注意」の看板に到着です。
看板よりコースは右側に折れると
写真のような光景を見ます。
写真よりクサリ1にて休憩ポイントまで下り
クサリ2にてトラバースします。
注意 本来クサリには、番号が付いておらず、
説明し易いように、このページのみ付けさせて
頂きました。
休憩ポイントよりクサリ2の方向を写したもので
クサリ2の末端にクサリ3が見えてます!
クサリ2にてトラバースしクサリ3の接合部に
到着した時に写した写真です。
クサリ3にて一揆に下ります。
クサリ3に挑む岡本さん
やや顔に緊張が見られる。
クサリ3をクリアしてⅡ峰北峰の頂き
方面を見上げて写した写真です。
11:31
クサリ3をクリアするとクサリ4が待ってます。
このクサリ4はトラバースです。下界は見ない方
が良いかも?
結構このクサリ4は、スリル満点です。
写真はクサリ4を歩行している岡本さん
とても慎重です。
11:34
クサリ4を終了するとやや
安心できるコースと成ります。
ここまでコースイメージ
カシミール軌跡地図より
このページで紹介する区間
八方尾根よりⅡ峰写真よりこのページで
紹介する区間
カシミール3DよりⅡ峰北峰からクサリ4まで
のルート図(クサリ1からクサリ4まで)を描写
まとめ
【1】
不帰ノ嶮は三つの峰の総称である。Ⅰ峰・Ⅱ峰
Ⅲ峰に分かれ、核心部であるⅡ峰は更に南峰と
北峰に分かれ、最もクサリ場が多い区間はⅡ峰
北峰側の斜面である。
【2】
Ⅱ峰北峰からはルートが、まず「 下に登山登山
者あり 落石注意」の看板を目指します。ルー
トには○印が付けられている。
【3】
看板よりコースは大きく4本のクサリ場をクリア
します。その中でクサリ4はトラバースであり高度
度感があります。
⑥不帰ノ剣 Ⅱ峰(中半) |
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