創楽【車カスタム】
ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
⑥まとめ
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ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
カテゴリー
①はじめに・ベンチュリー | ②フロート・ニードル | ③アイドリング経路 |
④ポンプ・メイン経路 | ⑤スターター経路 | ⑥まとめ |
創楽【車カスタム】ウェーバーキャブDCOE
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オーバーホール
まとめ
ウエーバーを分解すると部品類が増えます。
これらの部品を紛失するとオーバーホール ど
ころではありません。私の場合100円ショッ
プのケースに部品を保管しました。
まとめ
1.作業は丁寧に慌てず実施して下さい。予め新品
のガスケットを用意して下さい。オーバーホール
用ガスケットセットがあります
2.このページは経路ごとに出来るだけ分かりやす
く、写真点数を増やし文章を減らしており、特に
重要な部分は青・赤表示してあります。
3.あえて注意する点を私の経験で記載すると、ニ
ードル部分・アイドリング経路・ポンプピストン
の作動に特に念を入れると良いと思います。
大体、キャブ不良の問題は、オーバーフロー・
アイドリング不調中速の段付が殆どで有ったか
らです。
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ウェーバー装着について
①私の場合、ウェーバーはソレックスと違い
本体にリターンスプリングが付いて無い場合が
多く、インマニ付属のスプリングだけの場合が
有ります。
この時スプリングが弱かったらアクセルの戻りが
弱くなりキャブが良くても、アイドリングが高く
安定しない場合があるので注意します。追加
のスプリングを入れて対処しました。
②ファンネルについては、装着せずエアーク
リーナーです。よくカー雑誌などの紹介では
ファンネルが多いですが、やはりエンジンに
は良く無いと思います。(シリンダーにキズ
が入るなど)本来ファンネルは、長さを替え
てレースの際そのコースなどに寄って、エン
ジン特性を変更していると聞いています。
ストリートでは、あまり意味が無いと考えま
す。しかし吸気音が共鳴して良い(ホントに
良いです。気持ち良いくらい)が、アイドリ
ング不良やエンジン短命などデメリットが大
きいと考えます。
③キャブマニアの会話をで良く、天候や高度差の
よってメインジェットを変更するなど、難しい事
を話している様子をイベントで見受けられますが
私の場合そんな経験は殆どありません。過去、乗
鞍スカイラインにキャブ仕様で行きましたが、ア
イドリングが低くなる程度で、走行に支障があり
ませんでしたが、確かに空気が薄くなるので、調
整は必要だと思いますが、通常走行やハイチュー
ンエンジンで無い場合は、そこまで(ジェット交
換)しなくとも充分と行けると思います。
その前にプラグを確認し焼け具合を見れば良い事
です。もし白く焼けている場合はメインジェット
を上げます。燃料が薄いとレスポンスが良く成り
立ち上がりが早いとされておりレース仕様ではシ
ビアな空燃費です。その場合はプラグの番数も上
げてあり、標高差でセッティングが必要になると
思います。
旧車では、複数でツーリングに行く場合が多くそ
の度にジェット交換していると迷惑になります。
心配であれば、行く前にジェットを上げていけば
良い事です。メインを5番~10番程度上げプラグ
の焼け具合を確認します。ガスが濃くなる事で、
ポンプジェットのバランスが悪くなり、場合に寄
っては、もたつく場合がありますが、色々試して
自分のエンジンの最適条件を知る事が、楽しみの
一つと考えます。
ベンチュリー固定について
最初のページでも説明したが、このウェーバーキャブ
レーター40DCOE18Kは初期型なので、ベンチュ
リーはキャブ本体では固定されません。入ってい
るだけです。
固定方法は写真のリングを嵌め込み、
ファンネルで上から押さえます。
エアークリーナーを付ける場合、クリーナーの
ベースが40Φと45Φ兼用と成っているので、口径は
大きい方の45Φである。そうなると写真の様に、リ
ングが固定されない状態に成ります。
このままだと、当然ベンチュリーが抜け落ちます。
私の場合は、ベンチュリーを固定する為に
ステンレス板に写真のように40Φの穴と
取り付けボルト等の位置にも穴を空け、
対策を取りました。
製作は図面をこちらで書き、
業者に依頼しました。
40Φの口径を空けたステンレス板の
上にエアークリーナーベースを置いた状態です。
これだったらベンチュリーが抜け
落ちる心配が有りません。
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サンドブラスト処理について
このオーバーオールしたキャブは、
写真のように、大変状態が悪い状況でした。
この様な場合はオーバーホールする前に
サンドブラストを掛ける事をオススメしま
すが、マスキングする部分が有ります。
どうせオーバーホールするから
しなくても大丈夫と、そのまま掛ける
と大変な事に成ります。
バタフライ部分は、基本的にマスキングをします
が、今回の様にバタフライ自身の腐食が酷い場合
は、
マスキングしませんが、必ずインナーベンチュ
リーとアウターベンチュリーを外して下さい。
外さずサンドブラシトを掛けると、本体とベン
チュリーの僅かな隙間にガラスビーズが入り込
み最悪ベンチュリーが抜けなくなります。
写真下がブラスト処理後です。
また写真では有りませんが、バタフライ手前に
あるスターター・メインダクトをマスキングし
て下さい。奥にあるスターターバルブの隙間に
ビーズが入り動かなくなる恐れが有ります。
今回のオーバーホールしたキャブは、まだ装着
しませんので、分解した状態でケースに入れ保管
しました。組付けの際、オーバーホールキット
(新品ガスケット類)を購入して組立てる予定です。
オーバーホールはくれぐれも
自己責任にてよろしくお願い致します。
皆様の良いウェーバーライフを応援しております。
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