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創楽『これだけは知っておきたい富士山の基本情報・遭難事例』
このページでは富士山・登山に最低限知って頂きた知識と情報そして各ルート毎の事故例・注意ポイントを紹介致します。
富士山登山 必須情報です!

これだけは知っておきたい
富士山・登山の基本情報・遭難事例

創楽TOP > 創楽・登山 > 百万人の山と自然 安全のための知識と技術(⑤富士山の気候 事故・遭難エリア)

富士山・登山情報・遭難事例
吉田ルート登山口付近より富士山

富士山・登山カテゴリー

吉田ルート 須走ルート 御殿場ルート
富士宮ルート ご来光 富士山・知っておく事
富士山・事故例 お鉢めぐり 富士山・やまつみ模型
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富士山の基本的な
気象条件・遭難事例


このページではこれだけは富士山に登る
前に把握したい基本情報を紹介致します。





富士山・基本数値

項目 数値 概要
1000mごとに低下する気温 約6.0℃ 当ページ高度と気温を参照して下さい。数値は0.6℃としましたが、それ以上に低下する恐れがあります。こちらへ
1000mごとに低下する酸素濃度 約10% 酸素濃度は1000m上昇する毎に約10%低下します。富士山登山口の標高は2000mを付近であり、既に酸素が薄い状態なので、急激に登山を開始すると体が慣れてないので高山病にかかり易いので十分に注意して下さい。
富士山・山頂の平均温度 6℃ 富士山の最暖月8月の平均気温は6℃ 平均最高気温9.3℃平均最低気温3.6℃最低気温は-4.3℃です。8月でも真冬状態であり更に風を強い為、体感温度は更に低下します。防寒装備は念入りに!
富士山・山頂
平均風速
12m 富士山頂の特徴は風が強いことで、1年を通じて西北西ないし西風が吹き、年間平均風速は秒速12mです。 山頂での最大瞬間風速は、1964年10月5日に記録した91.0mで、いちばん穏やかな8月の平均風速は7.4m。 一般に風速が1m強まると体感温度は1度下がります。詳細はこちらへ
富士山の
登山時期
2ヶ月 富士山の一般的な登山シーズンは7月1日から8月31日までの2ヶ月間であり、週末は混雑する恐れが有ります。山小屋の予約はお早めに
休憩とするタイミング 30分 登りはじめてから30分に一度は5~10分を目安に定期的に休憩を取るのが体力消耗を抑え体力を温存できます。富士山に限らず全ての登山に有効です。
必要な水分 2L 登山中に最も重要なのが、こまめな水分補給です。水分不足になると、高山病やバテを誘発しやすく1泊2日の行程では個人差もあるが2~3Lの水分が必要です。富士山では山小屋が多いので、ザックの軽量を考え1L持って後は途中で購入する事が出来ますが、標高が上がれば価格も上がりますので注意です。
富士山山頂での水の沸点 87.8℃ 山頂の気圧は、約630hpaであり、お菓子の袋などはパンパンに膨らみ、気圧が低いと水の沸点する温度も低下します。山頂でのカップ麺などは注意してください。沸点については
こちらへ
登り下りで歩く時間 約10時間 4つのある富士山登山ルートのうち、最短の富士宮ルートは登り下りを合わせて9時間35分、利用者の最も多い吉田ルートで10時間15分、須走ルートで10時間15分、最も長い御殿場ルートだと12時間45分と成ります。
富士山登山の
消費カロリー
3938kcal 体重50kgの人が10時間登山した場合の消費カロリーは3938kcaであり、女性1日の基礎代謝カロリー(約1200kcal)の約3~4倍にあたります。水分補給と食事はしっかり食べる事をオススメします。
山頂の
紫外線量
1.4倍 高山は空気の密度が薄いので太陽から放射された紫外線は拡散されにくい、一般的に標高が1000m高くなると紫外線は約10%高くなります。UV対策はお忘れ無く
トイレ使用料 200~300円 富士山のトイレは以前に深刻な環境汚染が問題になった為、環境に配慮したものと成っており、その維持管理に費用が掛かる為、一回200~300円のチップ制になってます。小銭の用意もお忘れなく




厳守


富士山山頂は夏場で有っても真冬の気温です。
入山者も多く、観光地と勘違いして軽装・薄着
で入山される方も多い!特に早朝の御来光の待ち
時間が想像を越える寒さでした。


富士山・登山情報・遭難事例
ダウン・手袋等の防寒装備をお忘れなく!


富士山・登山情報・遭難事例
富士山登山ルート

一般登山ルートは4本であり、
色分け表示されてます。

「吉田ルート」黄色
「須走ルート」赤色
「御殿場ルート」緑色
「富士宮ルート」青色


各ルートは分かり易く色分け表示されてます。
吉田ルートを須走ルートの下山は
途中まで一緒なので、分岐点に注意です。


「吉田ルート」
富士山登山者の約60%が利用する人気ルート
人気の理由は4ルートの中でも傾斜が比較的に
ゆるく、山小屋が最も多い。また登山者をバッ
クアップする安全指導センターや医師が常駐す
る救助所が点在するからです。そして山頂まで
登らなくても御来光を観るが出来る事も人気の
一つです!

詳細は
こちらへ

 
「須走ルート」
4ルートの中でも唯一、樹林帯や高山植物などを
楽しみながら登れるルートとくに六合目を過ぎた
2700m付近までは岩が少なく樹林帯をのんびり
と歩く事ができます。但し八合目以降は吉田ルー
トと合流するので混雑するので要注意です。

下山は別ルートで一揆に砂走ルートを楽しめるの
もこのコースの魅力と感じます。

詳細は
こちらへ

 
「御殿場ルート」


 
「富士宮ルート」



平成20~24年分
各登山ルート 登山者数

ルート 吉田
ルート
須走
ルート
御殿場
ルート
富士宮
ルート
登山者数 880,715 220,136 69,079 360,434

吉田ルートの登山者数が大幅
に多い事が伺える。





富士山の事故


富士山
遭難・事故多発ポイント



安全のための知識と技術
カテゴリー

①高度と気温 ②風速と体感温度 ③遭難の原因 軽登山でも必需品とは
④高度と酸素濃度 ⑤富士山の紀行 事故
遭難エリア
ガーミンGPS新旧比較
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富士山・登山情報・遭難事例
富士山・登山 登山ルート

吉田ルート 吉田大沢 落石多し、80年に落石事故で12名が死亡している。
吉田口八合目 ここも落石事故が多い、5年間で4名が死亡している。
須走ルート 須走八~九合目 滑落・落石で死者が出ている。転倒者も多い
砂走り 走り過ぎでの転倒多発・霧が出やすく道に迷う遭難者あり
御殿場ルート 御殿場五~六合目 ルートの距離が長いため夜間の下山中、ルートから外れ遭難の恐れあり
富士宮ルート 富士宮六~七合目 富士山スカイラインより車で標高2400mまで、来られる事より高山病者が多い
富士宮八~九合目 スリップ事故が多発
山頂 お鉢巡り 御来光者が多く混雑するので道を外れ転倒者あり、低体温症による死亡者が出ている。
剣ヶ峰 落雷事故が頻発 熱中症を訴える患者も出ており、5年間で3名が死亡している。
プリンス
ルート
宝永山火口付近 滑落事故頻発エリア

事故の傾向


遭難事故の大半が開山期7~8月が多い

たくさんの人が登ることから観光地の勘
違いして普段着や軽装備のまま登り低体
温症になるケースが多い。富士山をスマ
ホを地図代わりに登り電波不安定より道
に迷うケースあり

富士山は、独立峰なので風も強く標高が高
いので酸素も薄く、夏場でも山頂では氷点
下になる場合が有りますので装備等、十分
に注意して下さい。





平成20~24年分
各登山ルート別 遭難数

登山ルート 死亡 重症 登山者数
吉田ルート 19 16 880,715
須走ルート 7 2 220,136
御殿場ルート 7 2 69,079
富士宮ルート 7 12 360,434

各ルート事の登山者数と死亡・重症事故数
です。これを見ると圧倒的に吉田ルートが
登山者数が多く、それに伴い事故も多く発
生しております。十分に注意して下さい。


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皆様の安全で楽しい富士山・登山を
応援して下ります!






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