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『創楽 登山』
登山用GARNIN(ガーミン)GPS
新旧モデルの比較検証を紹介するページです。

GARMIN・GPS
2007年型・etrex VENTURE HC
2013年型・etrex 10J比較検証

創楽TOP > 創楽・登山 > ガーミンGPS 新旧比較検証

GARMIN・GPS比較検証
写真より
左側2013年モデル・10J
右側2007年モデル HC
今回この新旧2台の軌跡データ性能検証を実施する。


創楽・登山
安全のための知識と技術
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④標高と酸素濃度 ⑤富士山の気候 事故・遭難エリア
ガーミンGPS新旧比較
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はじめに

登山用GPS
このページでは
2013年モデル 10J
2007年モデル   HC

新旧2台の軌跡データ性能検証を実施します。


GARMIN・GPS比較検証
旧型よりサイズも一回り小さく

GARMIN・GPS比較検証
厚みも、若干ですが薄い


最近の登山で活躍するGPS


創楽では2007年よりGPSでは信頼がもて
るGARMIN製GPS・etrex VENTURE HC
を使用しております。

このGARMIN製のGPSは軌跡(歩いたルート
を残す機能があり,そのデータはコンピューターに
送信が出来て、カシミール
(最近でグーグルアースも可能)
に描写できます。

この事より登山後、家に帰ってから
もう一つの楽しみが増えたのですが、

最近どうも
このトラック(軌跡)データが
ズレていることが多い・・・・

そこで今回、
最新式のGPSを色々確認すると
通常のGPS信号にプラスして
GLONASS
みちびき
信号を受信します


GPSとは


GPSとはGlobal Positioning
System(グローバルポジションシステム)
の略です。24機(以上)の衛星群(高度20000
km地球を1日2周)で構成されてます。

GPSは、アメリカ国防総省で開発・運用されている
システムで、人工衛星から発信されている電波を受信
することにより、世界中の何処にいても現在地を測定
できるシステムです。基本的に軍事目的のシステムで
すが、民間へも開放されています。

位置精度は、天気によって左右されませんが、衛星の
配置状態や受信状態、周囲の状況(地形や障害物等)
により異なります。良好であれは、水平方向でおおよ
そ10m未満の誤差で測定ができます。





GLONASSとは


GLONASSはGlobal Navigation Satellite System
(グローバルナビゲーションサテライトシステム)
の略です。GPSと同じく、24機(以上)の衛星群
(高度20000km、地球を約11時間15分で一周で
構成され、2012年システムが完成、GLONAS
S単体で使用可能となりますが、GPSと併用して
使用することで、より正確な位置情報が確認
できます。

GLONASSはソビエト連邦の際に開発され、現在
ロシアが開発及び運用を行っています。

人工衛星から発信されている電波を受信することに
より、世界中の何処にいても現在地を測定できる
システムです。


みちびき


準天頂衛星シシテム
(じゅんてんちょうえいせいシステム)

主に日本地域向けに利用可能とする
地域航法衛星システム

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が準天頂衛星を用
いてシステム構築を目指しており、2010年9月11日
に技術実証のための準天頂衛星初号機みちびき
(QZS-1)が打ち上げ2017年から2019までに
衛星3期が追加で打ち上げられて、4機体制でシス
テムが運用される予定。

詳細は
こちらへ


天頂とは、日本のほぼ天頂(真上)を通る軌道をもち、
GPS衛星が見えにくくても、高仰角から同じ種類の
信号を発信するGPS補完機能



eTrex 10Jとは


GPS+GLONASS+みちびき
の3システム対応です

機器の設定方法

GARMIN・GPS比較検証

衛星受信モードを
GPS + GLONASS
にします。これで
みちびきも対応します。

但し、GPS単独で使用するより
バッテリーの消費が若干増えます。

旧式は最大駆動時間16時間に対して新型は
駆動時間25時間なので、若干消費が増えて
も大勢に影響は無いと思われます。


GARMIN・GPS比較検証

そして、あまり他のサイトなどで
紹介されてませんが、

MSAS/WAAS
機能が有り、


オン
で使用してますが、

このMSAS/WAASシステムとは
静止衛星を利用した位置精度向上システム
「オン」に設定すると補正信号を受信します。

従来のGPS測位では衛星位置誤差・時刻誤差・
電離層伝搬誤差により測位に誤差を生じてました
が、専用の静止衛星からの補正データを利用した
高精度の測位システム

このうち、米国INMMARSAT(インマルサット)
を利用した広域補強システムをWAAS(ワース)
と言います。

詳細は
こちらへ


新旧比較テスト


時期 2013年9月14日
場所 石鎚山・成就より表参道ルートより
軌跡(トラック)新旧比較・検証

旧式 etrex VENTURE HC


GARMIN・GPS比較検証


GARMIN・GPS比較検証
八丁坂付近のトラック
(軌跡)がズレてます。

せっかく富山から四国まで経費と時間を
費やし、家に帰ってからこのデータを見たら
ガッカリする・・・・・


GARMIN・GPS比較検証
標高グラフも
八丁坂辺りが大きくズレている。

新型 etrex 10J


GARMIN・GPS比較検証


GARMIN・GPS比較検証
略 忠実にトラック
(軌跡)が表示されている。


GARMIN・GPS比較検証

グラフを確認するとひと目で分かると思うが、
旧式に比べ軌跡データは、殆どズレが発生
していない

また、グラフの下部より直線距離・沿面距離も
多少違いが発生してます。






結果


この事より、新型10J
GPS+GLONASS+みちびき
MSAS/WAAS ONの方が、
旧式よりも、軌跡(実際に歩いたコース)
が正確に残す事ができた。

歩いた標高差を示す標高グラフも旧式では、ズレが
生じていたが、新型は正確であった。

この事より2013.09以降創楽・登山では、

GPS+GLONASS+みちびき
+MSAS/WAAS ON
にて軌跡(トラック)データを取得します。


最新GPSにて取得した軌跡(トラック)データを
更に補正する場合


補正方法は
こちらへ


  

eTrex10J取得データ
GARMIN・GPS比較検証

GARMIN・GPS比較検証


カシミール軌跡断面図修正後
GARMIN・GPS比較検証


軌跡(トラック)表示線が補正され見易くなります。

そして
沿面距離
累積標高+
累積標高-

数値も補正されます。

eTrexで、ますます登山が愉しくなる!
オススメです









①高度と気温


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