創楽・日本百名山『富士山』
吉田ルートで行く富士山・登山(1泊2日)
④鳥居荘 → 本八合目 富士山ホテル
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前ページでは六合目安全指導センターから本七合
目鳥居荘までの行程をご紹介しました。このペー
ジでは本七合目鳥居荘から本八合目富士山ホテル
までの登山ルートをご紹介いたします。
はじめに
蓬莱館より蓬莱亀岩
安全指導センターから本七合目鳥居荘まで
沿面距離2,104m 標高差483mに対して
鳥居荘から本八合目富士山ホテルまでは
沿面距離1,936m 標高差527m稼ぎます。
安全指導センターから鳥居荘までの区間に比べ、
沿面距離がやや短く、稼ぐ標高差が若干多い。
従ってやや急勾配です。
酸素も薄く、登山道は殆ど溶岩道なので、この区
間は特に慎重に行動する事をオススメします。
コース紹介
前ページ鳥居荘よりコースは溶岩道が続きます。
ここまでは標高差数十メートル毎に山小屋があり
ましたが、標高3,000m東洋館から標高3,100m
太子館まで標高差100mの間にはありません。
酸素も薄い状態なのでゆっくりペースで慎重に登
ります。ゴツゴツした溶岩道はここまでです。太
子館からのコースは整備されたコースで、再び山
小屋が多く点在しています。
左手に蓬莱亀岩を眺め、雄大な景観を堪能しなが
ら本日の宿『本八合目 富士山ホテル』を目指し
ます。また、この辺りの小屋では有料だが荷物を
預かってくれるそうです。重たい荷物を小屋に預
け、軽荷で富士山の頂きを目指すのも良いかも!
今回、自分は富士山ホテル泊なので、そのまま富
士山ホテルに大きな荷物を置いて行きました。
ルートデータ
本七合目 鳥居荘
標高2,873m 12:35発
↓
本八合目 富士山ホテル
標高3,400m 14:08着
登山時間93分
距離1,936m 標高差527m
カシミール軌跡地図より
このページで紹介する区間軌跡
カシミール標高グラフより
このページで紹介する区間標高
写真によるルート紹介
本七合目 鳥居荘 → 本八合目 富士山ホテル
12:35
鳥居荘を出発!
コースはゴツゴツした溶岩道が続きます。
写真上部に東洋館が見えてます。
標高3,000m
東洋館に到着
東洋館は2007年にリニューアルしました。
新しく大きな山小屋と感じました。
東洋館公式ページはこちらへ
東洋館から先もゴツゴツした溶岩道が続きます。
この地点は標高3,000mを越えてますので、高山
病を考慮してゆっくりスローペースで登る事をオ
ススメします。
八ヶ岳が見えてます!
カシミール3Dより
富士山 同地点からの八ヶ岳周辺の景観
太子館が見えて来ました。
ゴツゴツした溶岩道はこの地点で終了します!
標高3,100m
八合目 太子館に到着です!
『太子舘』と言う名前は「聖徳太子が馬に乗り富
士山に登った時、休憩した場所がちょうどこの場
所であった」という伝説に由来してるそうです。
太子館公式ページはこちらへ
一つ前の小屋(東洋館)の標高が3,000m
この地点、太子館の標高が3,100m
3,000mを越えて酸素が薄い状態での標高差100m
は下界とは別世界。休憩されている方が多い!
標高と酸素に付いてはこちらへ
太子館よりルートは溶岩道から比較的整備され、
歩きやすい状態になります。
付近に山小屋が隣接しています。
標高3,150m
蓮菜館に到着!
蓮菜館公式ページはこちらへ
蓮菜館での販売品メニューです。
標高が上がるにつれ価格が上昇しています。
蓬莱荘より
正面にこの小屋名の由来なのか蓬莱亀岩が見えて
います。
蓮菜亀岩(ほうらいかめいわ)八大龍神の石碑
八大龍王とは八体の龍神は合体した姿をしており
龍神の中の龍神
蓬莱亀岩は龍神様の化身とされているそうです。
この辺りは砂礫帯で急斜面より大きくジグザグに
ルートが付けられてます。土砂崩れが多いのか、
この辺りでは道沿いに塀が整備されています。
標高3,200m
八合目 白雲荘に到着
上部には次の山小屋、元祖室
更に上部に本日の宿、富士山ホテルが見えます。
宿までもう少しです。
八合目 白雲荘公式ページはこちらへ
白雲荘より下界の様子
急斜面をジグザグに登っている様子が伺える。
下界には太子館、更に下に標高3,000m地点の
東洋館が小さく見えてます。
この区間の標高差が伺えると思います。
更に砂礫帯のジグザグしたコースを歩きます。
標高3,250m
元祖室に到着
元祖室公式ページはこちらへ
鳥居をくぐり医師団を登ります。鳥居の先には
『新道扶桑教 富士山天拝宮』が鎮座してます。
富士山天拝宮公式ページはこちらへ
八合目天拝宮内陣
食行 身禄(じきぎょう みろく)
身録入定の地
元祖室でのトイレ使用料は一回200円です。
元祖室を後にして急斜面の砂礫帯を登ります。
目の前には本日の宿、富士山ホテルが見えます!
富士山ホテル付近に来るとコースは階段状となり
ます。後もう少しで本日の宿に到着です!
14:08
標高3,400m
本八合目 富士山ホテルに到着
お疲れ様でした!
富士山ホテル公式ページはこちらへ
男性は富士山ホテル別館での宿泊となります。
富士山ホテルより下界の様子
元祖室・白雲荘が見えてます。
富士山ホテルより山頂を望む
山頂は近いです。
須走ルート併走の下山路が見えています。
富士山・吉田ルート(観光ポスターより)
各ポイントを表示
カシミール軌跡地図
富士山ホテル、食堂の様子
富士山ホテルの食事はハンバークカレーでした。
ちょっと量が少ない感じがしますので、他に補助
食などの持参をオススメします。
富士山ホテル・トイレ(料金200円)
200円を入れないとトイレに行けないので注意!
宿泊客も同様でした!!!
トイレ利用の注意事項
使えるのは100円玉のみ、小銭の準備必須です。
富士山ホテル・宿泊スペースの様子
宿泊は部屋一面に敷かれた寝袋で雑魚寝します。
御来光の登山出発時刻になると宿のスタッフの方
が大きな声で起こして下さります。
食時の時に大体の出発時刻の案内がありますが、
今回は御来光登山が多く、宿の判断で食時に伝え
られられた時刻より30分早い時刻の1:30に起床
の案内がありました。
恐らく出発時刻は入山者に関係するので、一概に
言えませんが、1:00頃には出発のつもりで早め
の準備をしておく方が無難と感じます。
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「⑤富士山ホテル → 御来光・お鉢巡り」
です。
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富士山登山・吉田ルート
カテゴリー
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