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『創楽 登山』
小池新道・西鎌尾根から登る1泊2日槍ヶ岳・登山より
このページでは、槍ヶ岳山荘から新穂高までのルート(右俣林道)について詳細に紹介致します。右俣は沢を多く通過しますので雨天など十分に注意して下さい!飛騨沢の様子なども掲載

小池新道・西鎌尾根から登る槍ヶ岳・登山(1泊2日)
⑦槍ヶ岳→新穂高・まとめ
右俣林道ルート紹介

創楽TOP > 山一覧 > 西鎌尾根より槍ヶ岳(⑦右俣林道ルート)

小池新道・西鎌尾根から登る槍ヶ岳・登山
右俣林道ルートより飛騨沢の急勾配


西鎌尾根より槍ヶ岳・登山カテゴリー

①はじめに・ルートデーター・
アクセス
②わさび平→鏡平・
左俣林道ルート紹介
③鏡平→双六
ルート紹介
④西鎌尾根
ルート紹介
⑤槍ヶ岳・穂先
ルート紹介
⑥槍ヶ岳からの景観
⑦槍ヶ岳山荘→新穂高・右俣林道
ルート紹介
(関連)東鎌尾根
ルートページ
(関連)上高地トレッキング
関連 白出沢より奥穂高岳 関連 笠新道より笠ヶ岳
創楽・登山ホーム サイトマップ(もくじ) 富山の山 一覧



はじめに


前ページより槍ヶ岳の素晴らしい景観を堪能し
槍ヶ岳山荘で休憩を取ります。

帰路は、槍ヶ岳の最短ルート(最短と言っても
長いが・・・・)そんな理由から「槍ヶ岳日帰
り」
を目指す方々にも人気が高い。しかしな
がら、槍ヶ岳を目指すルートの中では登山者が
少ない右俣から車を駐車した新穂高温泉を目指
します。幸い効天候に恵まれましたので出来る
だけ沢山の写真にてコースを紹介したいと思い
ます!


簡単なコース概要
槍ヶ岳山荘より穂高側を下り、先ずは飛騨乗越
を目指します。飛騨乗越は飛騨と信州を結ぶ日
本最高所の峠です。この地点から飛騨沢に進路
を取ります。雄大な槍ヶ岳の景観はこの地点で
お別れ槍ヶ岳の雄姿を目に焼け付け飛騨沢を下
ります。コースはジグザグに付けられガレ場地
帯ここではスリップに注意しながら下ります。
正面には、上りに利用した西鎌尾根そして笠ヶ
岳が綺麗に見へ一揆に下るが標高差100m毎に
標識が有るので目安に良く標高2100m地点まで
付けられてます。コースは飛騨沢をジグザグに
下り標高2600mまで下ると西鎌尾根・千丈沢乗
越分岐に到着、結構広い空間であり、これから
槍ヶ岳を目指す登山者の多くが最後の大登りの
前に休憩をしています!

コースはそのまま下り飛騨沢を離れ右俣谷へ(
正面に奥丸山そして焼岳・乗鞍岳が見えダケカ
ンバの樹林帯に入る)標高2300m地点では先ほ
ども話したが最終水場(上りの方は注意)が有る
ので見落としに注意です!その後、大喰沢(お
おばみ)・中ノ沢を過ぎ槍平のテント場に到着
します。この地点では「穂高の隠れた展望台」
として有名な奥丸山の分岐が有ります。テント
場から直ぐ先に槍ヶ岳登山 飛騨側の基地でも
有名な槍平小屋に到着します。また、この地点
から南岳を目指す南岳新道の分岐が有り最近で
は、槍ヶ岳日帰りを上り→南岳新道・下り→飛
騨沢のコースプランを目にした事が有る。恐ら
くこのコースの方が槍ヶ岳などアルプスの景観
を楽しめるからだと推測される。


コースは最初は平坦な道を南沢まで行きその後、
樹林帯の蒲田川右俣谷を下りだす。しばらく進む
と滝谷初登攀者・藤木九三(ふじきくぞう)のレ
リーフを通過し、しばらく進むと沢(滝谷出合)
に出るその沢の木橋を通りから谷を奥を覗くと滝
谷ドームの荒々しい岩稜が見えるしばらく進むと
滝谷避難小屋に到着この小屋は怖い噂があるので
近寄らずそのまま通過コースはコメツガやシラビ
ソの針葉樹の中を通過しチビ谷・ブドウ谷を渡り
白出沢出合に到着、ここからは林道と成ります。
過去に新穂高温泉から白出沢までの区間を自転車
を使用した人が居たのか(日帰り時間短縮?)
<自転車・禁止
自転車禁止の案内が有りましたので十分注意し
て下さい。


林道は奥穂高登山口、穂高平小屋そしてゲート
を通過して新穂高温泉(新穂高ロープウェイ)
に到着します。尚このコースは、沢の通過が多
く、通常は涸沢で有るが雨天に成ると急変する
恐れが有りますので天候には十分注意して下
さい!




コースデータの紹介



【槍ヶ岳山荘】
標高3,060m 10:45出発

新穂高標高939m 16:05着
登山時間5時間20分 距離16,255m
標高差 -2,121m

累積標高差+548m
累積標高差-2669m


飛騨沢・右俣林道 カシミール地図にて描写
新穂高温泉から白出沢出合まで林道区間を青
丸で囲みました。最終水場地点の位置 要確認



槍ヶ岳→新穂高・駐車場までの標高グラフ
グラフより所要時間 6時間17分と有りま
すが、槍ヶ岳山荘で大休憩も含んだ時間で
有り、実際 槍ヶ岳山荘→新穂高・駐車場
までの所要時間は5時間20分



カシミール3Dより新穂高より右俣林道を描写
遠くに西鎌尾根が見えてます。





槍ヶ岳・穂先
槍ヶ岳山荘→新穂高
右俣林道ルート紹介



10:45
槍ヶ岳山荘を出発し穂高岳方面に進む

10:50
飛騨と信州を結ぶ日本最高所の峠の飛騨
乗越に到着する。ここより進路を飛騨沢
(槍平)方面に下ります。槍ヶ岳の姿は
この地点でお別れです。最後の見納めで
脳裏に槍ヶ岳を焼き付ける。



飛騨乗越より進路を槍平へ



進路を槍平の標識通り飛騨沢を下る。コースは
ガレ場のジグザク路スリップに注意しながら下
る。写真右側に西鎌尾根が見えます。



飛騨沢より西鎌尾根



飛騨沢をある程度下り、振り返って撮影した飛騨
沢です。新穂高から槍ヶ岳を目指す場合は最後に
この飛騨沢の登りが待っております。
日帰りの場合は体力温存が勝負か?



この飛騨沢コースには、標高差100m毎に標高を示
すプレートが有り目安に良い!このプレートは
標高2100m地点まで付けられてます!






11:36
標高2600m地点の直ぐ先には千丈沢乗越への分岐
が有ります。やや広い空間なので休憩されている方
が多い!



また、この地点には
槍平小屋の厚意で救急箱も設置されます!



千丈沢乗越分岐を後にして
標高2500mまで下ります。



この辺りからコースは左側に回り込み樹林帯
に入って行きます。奥丸山そして、笠ヶ岳が
見えてます!



コースは左に回り込み右俣谷に入ると西穂高岳 
そして正面には焼岳・乗鞍岳が見える!



西穂高岳の左側には間ノ岳やジャンダルム等
が見えてます。迫力の有る景観 最高!




標高2300m地点に到着



12:10
この地点が最終水場です。新穂高温泉から槍ヶ岳を
目指す方はこの先、飛騨沢の急勾配が有りますので
注意です!



最終水場のポイントです黄色い矢印



大喰沢を通過します。



標高2100m地点通過 標高プレートはここまで
写真を撮り忘れたがこの付近にガイド本より
中ノ沢を通過します。



コースの状態



12:44
槍平小屋 キャンプ場に到着



この地点には奥丸山が有ります。奥丸山は
「穂高の隠れた展望台」として人気がある。



キャンプ場よりしばらく進むと
槍平小屋が見えて来ます。



12:46
槍平小屋に到着!ここで休憩をとる。
槍平小屋公式ページより夏山の混雑激しい信州側
を離れて、あなただけの静かな山行をぜひ体験し
て下さい。
こちらへ



槍平小屋からは南岳に向う
南岳新道の分岐が有ります。





槍平小屋を離れ新穂高温泉を目指す。



樹の合間から涸沢岳が見える!



コースはやや急勾配を下る。コース状態は石が多い!



13:03
南沢を渡ります。沢には「南沢・○」など白い
ペイントが付けられているので目安に良い!



南沢を越え樹林帯を下る。



13:20
滝谷初登攀者藤木九三さん
のレリーフが有ります。



レリーフを過ぎると滝谷出合に到着



滝谷出合からは、雄滝や稜線上の
滝谷ドームの岩峰が荒々しい姿を見せる!



ドーム周辺UP
各峰の名称は他のサイトを参考



滝谷出合を過ぎ再び林道を下山



13:45
滝谷避難小屋に到着
この避難小屋は、怖い噂が有るので遠目で
足早に立ち去る。



その後、普段は涸れているチビ谷を通過



14:05
ブドウ谷通過します。



コメツガやシラビソの針葉樹の石畳のコースをくだる。


14:27
白出沢出合に到着



マーキングに従い石がゴロゴロする白出沢を通過します。



白出沢を通過するとコースは右俣林道に入ります。
ここで真っ先に目にするのが、この自転車進入禁止
の標識です。このコースで槍ヶ岳日帰りを検討中の方
は注意して下さい!




右俣林道の様子 結構歩き易い



14:33
急勾配で有名な奥穂高へ行く白出ルートの
登山口を通過



ダラダラ林道を下る。



15:06
穂高平小屋を通過
ガイド本では、この周辺に穂高牧場と成って
いるが、ここの沢水は飲まないように!と有
りますので十分に注意して下さい!



15:36
その後 橋を渡りゲートを通過 写真はゲートを通過
後、後ろを振り返り撮影したものです。



15:50
新穂高ロープウェイに到着



16:05
無料駐車場に到着お疲れ様でした!




まとめ

  


【1】
駐車場は土日は、無料駐車場は車が多い早朝なら大
丈夫だとは思うが・・・・・無理な場合は大人しく
有料駐車場へ行った方が無難と感じる。無理して変
な所に駐車すると下山後、車に戻ると当て逃げ等
こうなったら最悪・・・・


【2】
小池新道は、夏でも雪渓地帯が有るので注意して下さ
い。鏡平を過ぎ双六小屋まで全体的にコースの状態は
良いコース上の水の補給は、鏡平までの区間なら十分
に有るが鏡平を過ぎると双六小屋までありせん。距離
が長いのでペース配分に注意して下さい。


【3】
西鎌尾根を経て、右俣からの下山なので距離が長く早
朝の出発をオススメします!最初の樅沢岳からの槍・
穂高連峰は最高としか言いようが無い!素晴らしい景
観を堪能しながら進む「西鎌尾根」最後の登りが急勾
配なので十分ペース配分に注意!また、西鎌尾根には
水場が無いので持参する事をオススメします。


【4】
槍穂先は、軽装備でアタック上り・下り専用コース
鎖が整備されているので、ゆっくり慎重に行動すれ
ば問題は無いと思われるが最後の垂直ハシゴはとて
も高度感が有るので高所恐怖症の方は特に注意です


【5】
槍を頂き下山は右俣谷最初の飛騨沢を下ると殆ど樹
林帯のコースこのページでも紹介しているが沢を多
く渡ります。雨天の場合この沢が急変する恐れ(渡
れない)が有るので小屋で確認するなど十分注意し
て下さい。


【6】
右俣林道は自転車の通行は禁止されておりますので
注意して下さい。飛騨沢最後の急勾配には水場が無
いので、上りで利用される方は十分に持参する事を
オススメします。


このコースはガイド本では2泊3日プランです。体力を
要します。行動は自己責任でお願い致します。

  




(関連)東鎌尾根ルートページ

西鎌尾根より槍ヶ岳・登山カテゴリー

               
①はじめに・ルートデーター・
アクセス
②わさび平→鏡平・左俣林道
ルート紹介
③鏡平→双六
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④西鎌尾根
ルート紹介
⑤槍ヶ岳・穂先
ルート紹介
⑥槍ヶ岳からの景観
⑦槍ヶ岳山荘→新穂高・右俣林道
ルート紹介
(関連)東鎌尾根ルートページ (関連)上高地トレッキング
関連 白出沢より奥穂高岳 関連 笠新道より笠ヶ岳
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