八郎坂から登る 弥陀ヶ原・室堂
①八郎坂→弘法ルート紹介
創楽TOP > 山一覧 > 八郎坂から登る弥陀ヶ原・室堂 ルート紹介(①八郎坂から弘法)
弘法付近より大日岳の景観
八郎坂から登る弥陀ヶ原・室堂
①八郎坂→弘法ルート紹介 | ②紅葉時期 八郎坂からの景観 | ③弘法→弥陀ヶ原ルート紹介 |
④獅子ヶ鼻→天狗平ルート紹介 | ⑤天狗平→地獄谷歩道ルート紹介 | ⑥地獄谷歩道→室堂平・まとめ |
関連 5月立山・登山 | 関連 称名滝から登る大日岳縦走 | 関連 材木坂 |
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はじめに
紅葉シーズンである10月 称名滝・八郎坂
より、弥陀ヶ原経由で旧登山道の難所の一つ
である獅子ヶ鼻の岩場を通り天狗平・地獄谷
・室堂を目指します。
目的は急坂と呼ばれる八郎坂・素晴らしい
弥陀ヶ原の紅葉・弘法大師が修行したと伝え
られております。獅子ヶ岩場の攻略・天狗平
で望む剱岳・日本一標高に高い温泉(みくり
が池温泉)など楽しみが盛り沢山のコースで
す。天候は快晴・文句の付けようが無い素晴
らしい天気でした。今回の登山は近所の山好
きな長谷さんと2名で立山旧登山道に挑みま
した。!帰りは、室堂より弘法まで高原バス
を利用し再び八郎坂で帰路に着きました。
注意
このページで紹介する地獄谷は2012年、有毒
ガズより地獄谷歩道の周辺は、噴気活動が拡大
活発化しており、火山ガス中毒の事故発生リス
クが高まっているため、平成24年度より当面
の間、通行止めとなりました。
詳細情報は
こちらへ
称名滝駐車場 標高973mより八郎坂より一
揆に標高1560mまで上がり室堂2433mを目
指します。距離約14km・標高差1460m但
し獅子ヶ岩場・V字コース(登り返し)有り!
ここでは、各ゾーン毎にルートを紹介します。
このページは八郎坂ゾーン
八郎坂ルート紹介
大日岳登山にも紹介したが、八郎坂は称名
滝駐車場まで車で行きますが、その前にゲ
ートが有りゲートが開いている間に下山し
ないと、駐車場で一泊になるので、注意し
て行動して下さい。
通行時間
7~8月 「6時~19時」
その他 「7時~18時」
間違えない様に!!
グーグルマップより
称名滝・八郎坂の位置
称名滝駐車場より、徒歩で称名滝滝見台園地
コースを15分程度歩くと、やがて飛龍橋が見
えて来ます。その橋を渡ると八郎坂登山道に
到着します。
称名滝 及び 称名滝コースに付いては
こちらを参照して下さい
(写真をクリック)
八郎坂登山口到着、八郎坂は大正13年(1924
年)に当時の第9師団富山連隊(歩兵第35連
隊)によって開かれる。現在では平和な弥陀
ヶ原であるが、当時は一時的に軍隊の演習場
に利用され、重要なルートです。雪の多い山岳
地帯での演習は八甲田山で有名であるが、当時
シベリア出兵などがあり、とても重視されて
おりました。又このコースはとても急坂なの
で(胸突き八丁)から八丁坂と呼ばれていま
したが、その後 立山の谷や尾根には、有名
なガイドの名前が付いており、八丁坂にも、
名前を付けたらどうか?と登山者から持ち上
がり、当時有名な山岳ガイド「佐伯八郎」さ
んの名前をとって(八郎坂)となります。
AM7時20分登山開始です。
昭和29年千ヶ原から美女平までケーブルが開
通した為、この八郎坂は一時荒れ果てて通行
できなくなっていたが、昭和52年に整備され
現在に至っております。毎年夏に行われてい
る立山登山マラニック(距離65Km・高度差
3003mマラソン)の一番の難所と呼ばれて
おります。
八郎坂
「標高差約540m 距離約2.4km」
標高差がもたらす植物分布の変化や途中の
展望台で足を止めさまざまなアングルから
称名滝を眺める事が、出来るコースです。
このコースでは特にヒカリゴケが有名
であります。
カシミールによる八郎坂の標高グラフ
八郎坂には二箇所「称名滝展望台」が
あります。
八郎坂入山直後の状態です。
登山道は綺麗に整備されております。
歩きやすい道です。
しかし歩きやすい道も、しばらく歩くと岩場
道と変化して行きます。
称名滝見物のついでに八郎坂!?
と思われ方スニーカーでは行けないので、
トレッキングシューズおすすめします。
登山道は蛇行しながら登って行くので、
方向を変える毎に、称名滝が拝めます。
滝の音も迫力が有り贅沢な登山道と感じ
ます。道は写真の通り岩場道です。
登山初期道中に進行方向を示すプレートが
有りますので、見落とさずに注意して行動
して下さい。もちろん弘法に向かう方向に
行きます。
途中、登山道に木が遮っており、岩もやや
大きい物もあります。
まだまだ岩場の登山道が続きます。
高度が上がるに従い、周辺の木の変
化を感じる。
登山道に大きな岩が寝そべっています。
雨天など岩が濡れていると、滑る恐れが
あるので注意です。
標高1270m称名滝展望台(第一展望台)
に到着しました。この地点が、登山口より
標高差230m距離980mです。
この後、急坂を登りきるまで標高差310m
あります。
カシミール標高グラフより
第一展望台の位置を確認
第一展望台では、休憩スペースとベンチが
容易されているので、休憩しやすい!!
親切な登山道である。
ベンチに座り正面を向くと大迫力の称名滝
が望めます。
2010年10月23日 紅葉時期の称名滝
第一展望台を後にして、登山を開始する。
相変わらずの岩道です。写真でも少し傾斜
が急になります。
雨天は特に滑りやすく注意が要ります。
また落石にも気を付けます。(注意厳守)
八郎坂の称名渓谷向かって正面の「大日坂・
牛ノ首」あたりを見ると、上部に大日岳の山
頂が見えて来ます。
大日岳登山については
こちらへ
暫く岩道を歩くと第二展望台に到着しました。
写真は有りませんが、ここも休憩スペースとベ
ンチが用意され休憩しやすいです。
第二展望台から望む称名滝です。
第二展望台より標高が高い事が伺える。
称名滝が登山の標高目安に成ります。
登山道には写真の様に、「危」 の目印があ
ります。行く人はいないと思いますが、注
意して下さい。
急坂の岩道を登るが所々、写真のような平坦
な林道もあります。この地点でもう弘法は
近いかな?と思いますが・・・・・・・
気が付くと先ほど大日岳の山頂しか見え
ませんでしたが、堂々とした大日岳が姿
を現す。
この時点で称名滝はもう下界に見えます。
当然だが称名滝より弘法の方が標高が高い
です。登山開始時、登山口から称名滝が見
えますが、その称名滝より高い位置(称名
滝を見下ろす)所まで登ることを意識する
と、八郎坂・登山イメージが付くかもしれ
ません?
しばらく歩くと木の階段を登ります。
この木が結構滑りますので注意して
登りました。
木の階段を登りきって、しばらく歩くと今
までの急坂が、嘘のように平坦に成ります。
やがてバスのエンジン音が聞こえてきます。
そうです急坂はここで終了です。
平坦な竹ヤブを歩きます。
急坂が終わった安心感なのか、足取りが
急に速く成ります!
平坦な道に休憩箇所がありました。
そこに八郎坂の案内看板がありました
ので写真を撮りました。
ルートにあった八郎坂のルート案内板
八郎坂の見所も紹介されております。
登る事に専念して、県の天然記念物である
ヒカリゴケを観る事を忘れていました。
残念、機会がありましたら、また行きたい
です。
この標識にて高原バス道路にでます。
高原バス道路に出ると大日岳が待って下
りました。素晴らしい雄姿です!
高原バス道路を弘法よりに歩く道中
にトイレが有りました!
高原バス道路より、入り木道にて弘法を目指
しました。もう紅葉は始まっておりました。
感動する。
紅葉した弘法付近からの大日岳です。
大日岳を撮影した付近に有った、大日岳
紹介看板です。実際の景色とは奥大日岳
の形状が違うと思います・・・
立山のなりたち
2017年ブラタモリでも分かり易く
紹介されておりました。
再び高原バス道路に出ると、弘法に到着しま
す。高原バスのバス亭がすぐ横に有ります。
ここまでの、
基本時間2.5時間 実際1.5時間で到着しました。
展望台の休憩時間含む
八郎坂 登山コースイメージ
(カシミール3Dより)です。
称名渓谷を一揆に登っている様子が
よく分ります。
八郎坂まとめ
【1】
登山道は岩道が多く、落石・滑落に注意すべ
し!登山靴を履くように!!
【2】
急坂である。しかしながら展望台(休憩箇所)
が所々に有るので、無理せず活用する。
【3】
体力消耗を考え、水分を忘れないように!
【4】
弘法から弥陀ヶ原を目指すのも良し、高原バス
に乗って室堂を目指すのも面白い しかし「八
郎坂」からの日帰りの場合ゲート時間を忘れな
いように!
(室堂からの下山時に高原バスを弘法まで利用
しました。そのままバスに乗って美女平からケ
ーブルで帰ると、観光シーズンだとかなり混雑
してケーブルの待ち時間が掛る恐れがあります。
今回帰路にこの弘法で途中下車し八郎坂の下山
は、かなりの時間短縮に成ると思われた。
またバスの運転手さんに聞いた所、弘法からバ
スに乗って室堂に行く事は可能だが、シーズン
時満員の場合乗車出来るかまで確認してませ
ん。
またHP作成中に分った事だが、バスは予約制と
アルペンガイドに有り調査します。金額は1080
円です。八郎坂を利用すると往復2160円で
室堂に行け立山登山が出来る事に成ります。
機会が有ったら試みる予定です。
この弘法からの高原バス乗車について、
称名じじ様からコメントを頂きました。
大変参考になります。
②紅葉時期 八郎坂からの景観 |
八郎坂から登る弥陀ヶ原・室堂
①八郎坂→弘法ルート紹介 | ②紅葉時期 八郎坂からの景観 | ③弘法→弥陀ヶ原ルート紹介 |
④獅子ヶ鼻→天狗平ルート紹介 | ⑤天狗平→地獄谷歩道ルート紹介 | ⑥地獄谷歩道→室堂平・まとめ |
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