新穂高ロープウェイで行く
西穂高岳・丸山
⑨冬・西穂コース日帰り登山2
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西穂穂高岳・登山カテゴリー
西穂山荘→丸山 2011.04.29
軽アイゼンを装着し西穂山荘へ
約50分程度で到着しました。
このままラーメンを食べて下山するのも
勿体無いので西穂・丸山を目指しました。
西穂山荘→西穂・丸山までは
沿面距離 約488m
標高差154m
因みに、
西穂山荘→独標までは
沿面距離約1,590m
標高差316m
西穂山荘を出発し約12~14分で
丸山に到着したので
このまま、6本爪軽アイゼンにて
行ける所行くことにしましたが、
西穂山荘より沿面距離830m地点で
強風と雪面がアイズバーンになっており
撤退する事にしました。
4月後半でも、独標を目指すならば
冬山装備・ピッケルは絶対必要と
今回の登山で感じとりました。
それでは出発!
登山データ
カシミール地図より
青い線は今回の登山軌跡
赤い線は夏・西穂岳に登った時の軌跡
今回は西穂山荘を出発後、
丸山を通り越し、沿面距離830m地点で
引き返しました・・・
登山写真
岩場地帯に到着
ここからは、風が強く成ります!
頭部にフードなど無い場合は、
耳が凍りつく程の寒さです。
自分はダウンジャケットなので
フードは無く、頭部を外気に
さらけ出しての行動です。
寒さとの我慢比べが始まります。
この写真は、手袋を外し撮影しましたが、
撮影後、手も冷たくなります。
撮影は、時間との勝負
岩の表面の状態
稜線は、笠ヶ岳側から
上高地側に吹いてました。
岩の状態を見ても、
凄まじい状況が分かると思います。
4月29日もまだまだ冬
同地点 夏場はこんな感じ
独標・ヒラミッドピークが
綺麗に見えてます。
拡大すると、こんな感じです。
これを見ると風の凄さと
寒さが分かると思います。
西穂山荘を出発して約14分で到着
天気が良ければ大パノラマだったのに
残念です。
西穂・丸山からの景観
(カシミール3Dより)
西穂・丸山を過ぎしばらく歩くと
目の前に、雷鳥がいる
シャッターチャンスと思い、
リュックの中の一眼を慌てて取り出すが、
手が冷たく、なかなか取り出せない・・・
幸いにも、雷鳥の方が、どっしりかまえ
逃げようしないので
なんとか撮影は成功しました。
美しい
雷鳥がこちらを振り向く
思わずシャッターを切る
その後
雷鳥が、迷惑だったのか
こちらに向かって鳴きましたが、
その声は・・・
その優雅が姿からは想像が出来ない
聞きたい方は
こちらへ
西穂・丸山を過ぎ独標を
目指したが、この地点で雪上が
新雪の下にアイスバーン状態
風も強く引き返す事にしました。
写真の写っている登山者が、
すれ違う際「兄ちゃん速いね!」
と声を掛けてくださりましたが
返事は
この格好(ジーンズ・ダウンジャケット)
軽アイゼンなので、
引き返しますと答えるつもりが
しゃべってみると、
口元が寒さのせいで
うまく動かず
震えた声で「引き返し!」
としか答える事が
できませんでした・・・・・
想像以上に顔が冷やされていた事を
改めて実感した瞬間です。
そして、引き返して良かった
夏場の状態です。
とても歩き易いハイキングコース
と言った所ですが、
雪が積もると別世界でした。
こどもの雷鳥に出会う!
1m近くまで接近するが、
逃げようともしませんでした。
こどもと言えども、腹が座っている
下山中より樹氷
この地点の状態がこれを見ると
想像が付くと思います。
時期は2011年4月29日です。
GW付近でも、この寒さです
まだ冬です!
名物 西穂ラーメンを食う
旨い!
因みに写真は、とんこつです。
西穂山荘にてラーメンを食べ
満足した所で下山、
無事に鍋平の駐車場に到着
写真はその駐車場より見えた焼岳です。
冬の西穂高岳・丸山 登山まとめ
西穂高口より西穂山荘
新穂高ロープウェイの終点・西穂高口より
西穂山荘までは登山者も多いのも幸いして、
コースが分かりやすい
コースは一旦下り、また登り返すが
西穂山荘手前500m付近で、
ペースを上げて登っていたのか、
意外と疲れました。注意
(西穂山荘まで、約45分ペース)
低山気分で行ったの間違い
一気にに標高2,000mまで
登っている事を忘れていた・・・
西穂山荘から西穂・丸山
西穂山荘から、
いきなり登りから始まるが
登り切ると、後は平坦
しかしながら、冷たい風が凄い!
4月の後半なのに、真冬の感じです。
冬装備 必須と感じる
西穂・丸山より独標
夏場は快適なコースも
雪が積もると全く別物
コースがアイスバーンになっており、
の上に新雪が薄っすら積もっていた
環境でしたが、6本爪のアイゼンでは
怖く感じ撤退しました。
(特に下山を考えると危険と判断)
本格的なアイゼンとピッケルは
ここも必須です。
2011年 GWの北アルプスは
雪が多くまだまだ冬でした。
その年は、通年より遭難事故が多く
発生しております。
また、このGWに映画「岳」が上映され
主人公"三歩"が、気軽に
「また山においでよ!」
と呼びかけているが、
映画の中にも遭難シーンがありました
綺麗な空気・景観・が沢山ある山
一つ、天候が崩れると別世界
我々は自然を相手にしている事を
常に頭の置き、謙虚な姿勢で
山を楽しむ事を忘れてはならない事を
この登山で学んだ気がします。
次のページでは、2017年3月、独標登山に
成功したレポートを紹介致します!
①雪山 冬西穂・独標(はじめに・アクセス駐車場) |