富山の山 残雪期 毛勝山・登山
①はじめに・ルートデーター・アクセス
ルート紹介
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魚津市内より毛勝山
富山の山 残雪期
毛勝山・登山カテゴリー
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関連【東又ルートより僧ヶ岳・登山】 | 関連【大平山から濁谷山・登山】 | |
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はじめに
毛勝山
富山市内から見ると剱岳の北に三にの突起があ
る。それを称して毛勝三山。右から猫又山・釜
谷山毛勝山と並んでいる。
一説によると「飢渇」(きかつ)から「毛勝」
(けかつ)という字があれられたとも。字面や
音がわるいのが原因と推測されております。
「日本百名山」の深田久弥がなくなく百山の次
点にしたリストに挙げているせいか、県外での
知名度が高い山である。
登山史
この山の登山家としての登頂は1910年(明治4
3年)田部重治らが片貝川阿部木谷、毛勝谷コ
ースで往復したのが最初とされている。田部は
その紀行を「山と渓谷」に掲載、この山を世に
知らしめた。積雪期の登頂は1933年(昭和8年
)立教大学の奥平昌英らが最初。その後1955
年(昭和30年)3月、脇坂誠ら京都大学パーテ
ィが毛勝山から剱岳への登山に成功した・厳冬
期の登頂は1953年(昭和28年)高瀬具康ら魚
津高校パーティによる。大明神尾根の支尾根の
魚高尾根はこの時のコースから命名された。
登山コース
毛勝山の登山は5.6月のころに残雪を利用して
阿部木谷から登るのが一般的であった。急な雪
渓が山頂近くまで繋がっており、アイゼンをつ
けて登る。クレバスが発生するころになると危
険度がまし、加えて落石の危険も多くなる。そ
こで7月以降のコースとして西北尾根に道がつ
けられました。
今回は残雪期の阿部木谷からのアタックとなり
ます。
「参考資料 富山県山名録・富山県の山」
注意
積雪期の毛勝山登山はアイゼン・ピッケルなど
冬装備は必須です。今回の登山で使用した装備
も紹介します。こちらへ
尚 素人が制作した内容なので、参考程度
に読んで頂き、登山は自己責任にてよろし
くお願い致します。
登山データ
山名 | 毛勝山・北峰 | 標高 | 2414.4m |
場所 | 富山県 魚津市・黒部市 | ||
ルート | 登山ルート紹介 阿部木谷→毛勝谷ルート 高低差 約1,911m 累積標高+2,139m 累積標高-228m 沿面距離 10.394m 往路・同ルートを折り返す。 所要時間 上り 約6時間45分 下山 同ルートを折り返す 所要時間 約 5時間 33分 (阿部木谷入口休憩30分含) |
||
コース時間等、詳細 上り 片貝第四発電所 標高503m 5:25出発 ↓ 阿部木谷入口 標高867m 6:40着(車道区間) 登山時間1時間15分 距離4,706m 高低差364m 阿部木谷入口 標高867m 6:45出発 ↓ 阿部木第13号えん堤(板菱入口) 標高1,033m 7:30着 登山時間45分 距離1,203m 高低差166m 片貝第四発電所より登山時間2時間00分 距離5,909m 高低差530m 阿部木第13号えん堤 標高1,033m 7:30出発 ↓ 明神沢出合 標高1,258m 8:05着 登山時間35分 距離1,063m 高低差225m 片貝第四発電所より登山時間2時間35分 距離6,972m 高低差755m 明神沢出合 標高1,258m 8:10出発 ↓ ナワタケ谷出合 標高1,580m 9:05着 登山時間55分 距離1,214m 高低差322m 片貝第四発電所より登山時間3時間30分 距離8,186m 高低差1,077m ナワタケ谷出合 標高1,580m 9:10出発 ↓ 毛勝山 標高2,414m 12:10着 登山時間3時間00分 距離2,208m 高低差834m 片貝第四発電所より登山時間6時間45分 距離10,394m 高低差1,911m 下山 毛勝山 12:45 ↓ 阿部木谷入口 16:20 (ここで宴会) 阿部木谷入口 16:50 ↓ 片貝第四発電所 18:18 |
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石川さん 早崎さん 山形さん | |||
登山 | 2017年05月07日 | ||
晴のち曇 | |||
登山ルート | |||
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登山ルート・カシミール標高グラフ | |||
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登山道3Dイメージ | |||
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付近の施設 | |||
金太郎温泉 |
毛勝山・登山
登山口までのアクセス
先ずは車にて片貝川沿いの道路にて片貝第四
発電所を目指します。写真は第四発電所を
過ぎた辺りの広場です。基本的にこの広場
に車を駐車して歩行となります。夏場は車
にてこの先の阿部木谷出合付近まで乗り入
れる事が出来ます。
グーグルマップより片貝第四発電所の位置
です。
片貝第四発電所付近の駐車場より
「ここから先は僧ヶ岳県立自然公園」
の案内板が設置されております。
5:25
片貝第四発電所の先は通行止となっており
ました。通行止の柵には砂重りが複数設置
されており移動できないようになっており
ました。ここから阿部木谷入口まで車道区間
約4.7kmを歩きます。
道路も一部残雪が残っており車の通行は不能
でした。但し一週間後はこれらの雪が殆ど
消えておりました。
道路は一旦、片貝川を渡ります。
6:07
しばらく進むと片貝東又発電所を横目にする。
その先には無人の片貝山荘も横目にします。
宿泊は事前に魚津市教育委員会に申し込む
必要があります。その場合は自炊の用意と
寝袋を持参する必要があります。
ルートは片貝山荘を横目に道なりに
進みます。
片貝山荘を過ぎると雪が多くなり
道路にも雪が積もっております。
写真でも分かると思いますが、道路の右側
は片貝川です。雪上で転倒した場合、その
まま片貝川まで滑り落ちる可能性がありま
すので、十分に注意して下さい。必要に応
じてアイゼン・ピッケル要!
正面の上部には目指す毛勝山が見えて
おります。
6:16
僧ヶ岳・東又ルート登山口前を通過
します。このルートは急勾配であるが毛勝山
の景観が素晴らしいです!
僧ヶ岳・東又ルートは
こちらへ
僧ヶ岳東又ルート登山口を過ぎて
駐車場の先を右側の橋を渡ります。
写真はルートイメージ
片貝側を渡ります。
片貝川を渡ると、更に残雪が増えております
した5/7です。一週間後の5/14は車が通行
できるまで雪解けが進んでおりました。
毛勝山 夏道・西北尾根ルート
登山口を通過します。赤いリボン
と小さな板に毛勝山登山口と書かれて
おりました。剱岳早月尾根登山口とは
大違い・・・・これがまた良いのか?
毛勝山 夏登山口を過ぎて更に先に進むと
道路は雪に覆われておりました。5/7
ここは慎重に進みます。ピッケル持参して
歩いております。
5/21はこの付近まで車が入れるまで雪解け
が進んでおります。そしてこの時期も車は先程
紹介した片貝第四発電所までしか車の乗り入れ
は出来ませんでしたが、通行止のあの重たい
砂袋をヅラしたのか、地元富山県ナンバーの登
山者らしき車の乗り入れがありました。
片貝第四発電所の駐車場には県外ナンバー車が
多く駐車されておりました。
その方々が、この光景を横目で毛勝山を目指され
ております。マナー違反なので注意して頂きたい
ものです。
雪に覆われた道を進むと正面に「阿部木
谷2号コンクリート谷止工」が見えてきます。
6:37
アクセスはその「阿部木谷2号コンリート
谷止工」手前を右側に進み片貝川を通過
します。その先が阿部木谷登山口となります。
次のページでは
阿部木谷ルートを紹介します。
このページの
まとめ
【1】
車の乗り入れは片貝第四発電所先の駐車場と
なります。その先、通行止の標識が無ければ
行ける事ができますが、通行止の場合は標識
は砂袋で固定されているので、無理して車で
乗入ないで下さい。残雪がある場合がありま
す。マナーを守りましょう
【2】
片貝第四発電所から阿部木谷入口まで約4.7k
m時間では1時間20分程度掛かります。日帰り
の場合は時間に余裕をみて行動して下さい。
【3】
車道は阿部木谷に近づくと残雪が多くなり雪が
道を覆います。滑るとそのまま片貝川まで落ち
る恐れがあるので、必要に応じてアイゼン・ピ
ッケルを使用して下さい。
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