富山の山 残雪期 毛勝山・登山
④毛勝谷ルート紹介
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ナワタケ出合を過ぎた辺りより毛勝谷
富山の山 残雪期
毛勝山・登山カテゴリー
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はじめに
このページでは残雪期・毛勝山登山よりルート
後半である「毛勝谷」のルートを紹介します。
「毛勝谷」
日本三大雪渓の一つである「白馬大雪渓」の
標高差は600mであるが、この「毛勝谷」
は1200mに及びます。この超大な雪渓が
人気となりますが、ルート後半は急勾配
となり行く手を阻みます。
毛勝谷は大明神沢出合より左に折れます。
谷の幅も広くなります。大明神出合より
ルートは正面に「西北尾根」に突き上げ
る谷が見える。この谷との合流地点が三
ノ又と呼ばれる地点であり、本流はゆる
やかに右手を行きます。すると正面がY字
路となります。右側が「ナワタケ谷」左側
が「毛勝谷」です。この分岐地点を「ナワ
タケ谷出合」と記載して紹介します。
ルートは「ナワタケ谷出合」を左に進み
ます。徐々に傾斜が増してきます。
この登りに恐れをなして登頂をあきらめる
人も多い。自分の体力と経験が重要となり
ます。上部では初心者のためにザイルを用
意するパーティもある。
「毛勝谷」の上部は小さな尾根が割り込み
ます。左側が「本谷」右側が「ボーサマ谷」
と分かれます。ルートは右側のボーサマ谷に
進みます。もう一息だが傾斜は最大級の直登!
ここでは体力と経験がモノを言う
ここで転倒すると恐らく500m以上は転げ
落ちると思われる。
息を凝らして何とかボーサマ谷を登りきり
鞍部に到着すると、そこには素晴らしい剱岳
の展望が待っておりました。とても感動的!
ルートは鞍部より左側を15分程度進んだ地点
に毛勝山・北峰の山頂があります!
コースデータの紹介
【明神沢出合】 標高1,258m 8:10出発 ↓ ナワタケ谷出合 標高1,580m 9:05着 登山時間55分 距離1,214m 高低差322m 片貝第四発電所より登山時間3時間30分 距離8,186m 高低差1,077m ナワタケ谷出合 標高1,580m 9:10出発 ↓ 毛勝山 標高2,414m 12:10着 登山時間3時間00分 距離2,208m 高低差834m 片貝第四発電所より登山時間6時間45分 距離10,394m 高低差1,911m
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残雪期 毛勝山・登山
毛勝谷ルート紹介
8:10
登山ルートは「大明神沢出合」より
左側に進み「毛勝谷」に入ります。
右側には行かないで下さいね!
「板菱」区間では狭い谷でしたが、「毛勝谷」
に入ると、広大な谷となります。
日本三大雪渓の一つ「白馬大雪渓」の約倍の
標高差1200mをここから稼ぎます。
8:33
大明神沢出合より「毛勝谷」を進むと
正面に「西北尾根」に突き上げる谷が
見える。この谷の分岐を「三ノ又」と
呼び本流は右側に進みます。
三ノ又より右側に進むと正面が分岐と
なります。右側が「ナワタケ谷」、
左側が「毛勝谷」です。ここでは
この分岐を「ナワタケ谷出合」と紹介
しております。
9:05
ナワタケ谷出合を左側「毛勝谷」に
進みます。ここからジワリジワリと
斜度が増してきます。
ナワタケ谷出合より標高差800mの
急勾配を登ります。これが残雪期・
毛勝山のステージ!体力と技量が試さ
れる最後の試練
この登りに恐れをなして登頂をあきらめる
人も多い。
同行者の石川さんが先に行っても良いです。
のお許しがありましたので、先を急ぐ事に
しました。黄色線は自分が歩いた軌跡です。
踏跡が残っておりました。急勾配なのでジグ
ザクに登りました。
結構キツイです。
10:50
急勾配の「毛勝谷」を登ると上部は
小さな尾根が割り込みます。左側が「本谷」
右側が「ボーサマ谷」と分かれます。ルートは
右側のボーサマ谷に進みます。もう一息だが傾
斜は最大級の直登!ここでは体力と経験がモノ
を言う
お隣の山「僧ヶ岳」より毛勝山の景観
ボーサマ谷が見えております。
この景観を見ても分かると思いますが
凄い急勾配の斜面です。
ボーサマ谷に入る所ですが、何か
雲行きが怪しなって来ました・・・
瞬く合間に、ホワイトアウト
晴天から一瞬でホワイトアウトです。
ホント山の天候は怖いです。この日も
思い知らせました・・・・・
そこでここらの紹介は一週間後5/14に切り替
えて紹介を続けます。5/14は運良く晴天でし
た!!コースはボーサマ谷の急斜面を直登し
ます。前者の踏み跡に合わせて登りました。
ここではジグザクではなく、本当に直登です。
ピッケル利用しながら一歩一歩アイゼン
を効かせ確実に登りました。
ボーサマ谷の急斜面の最後となろうと
した地点より雪面に亀裂が!怖い怖い
ここは、ゆっくり進みました。
11:50
ボーサマ谷の鞍部に到着です!
「剱岳」が出迎えてくれました。
感動がこみ上げてきます!!
スゲーの一言
ただ呆然と立っておりました。
しばらく剱岳に見とれて
ボーサマ谷の鞍部より左側に進み
毛勝山・北峰を目指します。
ルートは一旦緩やかに下り登り返し
た地点が三角点がある毛勝山・北峰の
山頂です。
12:10
感動の「毛勝山・北峰」の山頂に
到着しました。写真は5/14ですが、到着時間は
5/7時点です。
次のページでは毛勝山・北峰
からの景観を紹介します。
このページの
まとめ
【1】
毛勝谷は日本三大雪渓の一つ白馬大雪渓の約
2倍(標高差1,200m)あります。
【2】
大明神沢出合からナワタケ谷出合までの区間
は比較的なだらかであるが、ナワタケ谷出合
から毛勝山までの区間は急勾配となるので、
ペース配分等、体力温存しながら登ることを
オススメします。
【3】
毛勝谷の終盤の小さな尾根が割り込みは、右
側のボーサマ谷に進んで下さい。そしてこの
ボーサマ谷の斜面が最も急勾配の区間です。
ほぼ直登で登る事になります。十分な体力と
技量が要求されます。
【4】
鞍部からは素晴らしい剱岳の展望が待って
おります。
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