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『創楽 登山』
小池新道・西鎌尾根から登る1泊2日槍ヶ岳・登山より、このページでは双六小屋から槍ヶ岳山荘までの区間(西鎌尾根)ルートについて紹介致します。最初のポイントである樅沢岳周辺より穂高・槍ヶ岳の展望が一望できます。雄大に広がるパノラマにて存分に槍ヶ岳登山を堪能できます。

小池新道・西鎌尾根から登る槍ヶ岳・登山(1泊2日)
④双六小屋→槍ヶ岳山荘
西鎌尾根ルート紹介

創楽TOP > 山一覧 > 西鎌尾根より槍ヶ岳(④西鎌尾根ルート全容)

西鎌尾根タイトル
西鎌尾根より槍ヶ岳


西鎌尾根より槍ヶ岳・登山カテゴリー

①はじめに・ルートデーター・
アクセス
②わさび平→鏡平・
左俣林道ルート紹介
③鏡平→双六
ルート紹介
④西鎌尾根
ルート紹介
⑤槍ヶ岳・穂先
ルート紹介
⑥槍ヶ岳からの景観
⑦槍ヶ岳山荘→新穂高・右俣林道
ルート紹介
(関連)東鎌尾根
ルートページ
(関連)上高地トレッキング
関連 白出沢より奥穂高岳 関連 笠新道より笠ヶ岳
創楽・登山ホーム サイトマップ(もくじ) 富山の山 一覧



はじめに


燕岳から東鎌尾根を槍ヶ岳へ向かう表銀座コース
に対して烏帽子岳や双六岳を経て槍ヶ岳に向うコ
ースは裏銀座コース今回このページで紹介するコ
ースはこんな裏銀座コースの最後を飾るのが「西
鎌尾根」<幸い効天候に恵まれましたので
出来るだけ沢山の写真にてコースを紹介
したいと思います!


西鎌尾根から登る槍ヶ岳
目次
西鎌尾根の概要
登山ルートマップ
登山ルート標高グラフ
写真によるルート紹介
双六小屋→左俣岳 区間
写真によるルート紹介
左俣岳→千丈沢乗越 区間
写真によるルート紹介
千丈沢乗越→槍ノ背 区間
このページのまとめ

西鎌尾根より槍ヶ岳
ルート概要



簡単なコース概要
先ず基本的に水場は有りませんので十分な水分を
持参する事をオススメします。
コースは双六小屋
から樅沢岳西峰へ急な登りの石屑ルートから始ま
る樅沢岳に到着すると、これから向う西鎌尾根や
雄大な槍・穂高連峰が望む事が出来ます!
恐らく、この景観こそ本コースの後賛美と感じら
れる位絶景である!その後、ハイマツの尾根をい
ったん下り樅沢岳東峰の山頂直下の南側を回り込
んで行きます。ガイド本では、この周辺ではミネ
ウスユキソウの群生が広がりイブキジャコウソウ
などが見られると紹介されてます!コースはザラ
ザラした滑りやすい斜面を大きく下り、鞍部にで
る。尾根の東側を進むようになると小さなアップ
ダウンを繰り返し硫黄乗越に着きます。源頭部か
ら硫黄沢にかけての斜面に広がるコバイケイソウ
の群落がみごとで、奥に見える硫黄尾根の赤褐色
の荒々しい岩肌をの対比が印象的である。ここか
らは西鎌尾根に入りハエマツに覆われた稜線右側
のゆるやかな道を進むと細かいアップダウンルー
ト。硫黄尾根に近づくとを硫黄ノ頭を越え小鞍部
に出る。ここから左俣岳の登りと成ります。30m
程の古いクサリがあるが使わずに行けるほど2,67
4mの左俣岳は山頂を踏まず山頂直下の蒲田川側を
巻きます。左俣岳を過ぎると蛇紋岩のザクザクし
た滑りやすい道を下り鞍部に出る。コースは蒲田
川側の背丈の低いハイマツの稜線から千丈沢側に
入り気持が良い縦走路となりその後、再び蒲田川
側に入ると足場の悪い痩せ尾根!いよいよ足場の
悪い狭い溝を登って行くと7~8人は休憩可能な広
場にでるが、まだこの先、足場の悪い悪路が続き
ます。頑張って核心部を終えると稜線の左側に入
り槍ヶ岳が大きく見えてくると千丈沢乗越!ここ
では、中崎尾根からの道と合流点エスケープルー
トとして飛騨沢に下りる事も出来る。


千丈沢乗越を過ぎるといよいよ槍ヶ岳の肩までの
急登がはじまる。みるみる標高を稼ぎ、振り返る
と歩てきた西鎌尾根が足下に長く延びているのが
伺える。ルートは稜線から離れ右手のガレ場の斜
面に入り浮石のガレ場の斜面に入り、浮石に気を
付けながらジグザグに登ると小槍が間近に見える
とように成り槍の肩(槍ヶ岳山荘)に到着します


(このコース概要は、ヤマタケアルペンカイド7
北アルプス槍・穂高連峰を参考にして下ります)




ルートマップ



【双六小屋】
標高2,600m 4:40出発

槍ヶ岳山荘標高3,060m 8:51着
登山時間4時間11分 距離7,154m
標高差 460m

登山時間は標準は1.5~2.0倍

西鎌尾根マップ
カシミール地図より双六小屋→槍ヶ岳



ルート標高グラフ


西鎌尾根標高グラフ
カシミール標高グラフより双六小屋→槍ヶ岳
双六小屋→槍ヶ岳 

沿面距離 7,427m
標高差 621m
累積標高差プラス 1,266m
累積標高差マイナス ー659m
登山時間 4時間36分

槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳までの分を差し引
くと大体このページで紹介する双六小屋
→槍ヶ岳山荘までは

沿面距離 7,154m
高低差 487m
累積標高差プラス  1,146m
累積標高差マイナス ー659m
所要時間  4時間11分


西鎌尾根立体図
カシミール3Dよりこのページで紹介する
双六小屋→槍ヶ岳
(西鎌尾根)


富山東京便より槍ヶ岳の航空写真
全日空 北アルプス展望ルート
「東京」⇔「富山」便より
槍ヶ岳を中心とした北アルプスの景観
より、「西鎌尾根」「東鎌尾根」「北
鎌尾根」等の位置を記載しました。
写真提供「Jack Soma」さん

飛行経路は参考になるページありました
こちらへ


富山東京便より槍ヶ岳の航空写真3D映像
同アングルよりカシミール3D映像
山の位置等が確認できます。




槍ヶ岳・登山
双六小屋→槍ヶ岳山荘
西鎌尾根ルート紹介


双六小屋より鷲羽岳
4:40
双六小屋より鷲羽岳が出迎えてくれる!


双六小屋より西鎌尾根に出発
4:43
双六小屋より槍ヶ岳方面に出発
先ずは、正面の樅沢岳を目指します。
いきなりの急登からのスタートです。

西鎌尾根道中より双六小屋
4:47
樅沢岳に向う斜面より双六小屋


西鎌尾根道中より樅沢岳
5:07
樅沢岳に到着


西鎌尾根道中より燕岳
ここからの景観は燕岳方面は朝日が綺麗
大天井岳も見えている!



西鎌尾根道中より槍・穂高連峰
同じく樅沢岳より槍・穂高連峰方面余りに
も絶景に思わず「凄げぇ」と囁く来て良か
ったと感じた瞬間である。


同地点よ立体図 槍・穂高連峰
同アングル カシミール3Dにて描写
赤い線が軌跡データです。


西鎌尾根道中より硫黄ノ頭
樅沢岳よりしばらく進んだ地点より、これか
ら向う西鎌尾根と槍ヶ岳です。
硫黄ノ頭・左俣岳が見えてます!


西鎌尾根より焼岳、御嶽山の景観
<この地点より
焼岳その後に乗鞍岳、その右横に御嶽山が
見える。この景観も西鎌尾根ならではの
後賛美であろう!


西鎌尾根より 樅沢岳東峰を回り込む地点
樅沢岳を過ぎるとコースは一旦下り樅沢岳東峰の
山頂直下の南側を回りこんで行く。この写真は、
樅沢岳東峰を回り込んでいる所です。周辺には、
ミネウスユキソウの群生が広がる。
ここよりザラザラしら滑りやすい斜面を下り


西鎌尾根より 小さなアップダウンを繰り返す
小さなアップ・ダウンを繰り返す。


西鎌尾根より槍ヶ岳・北鎌尾根が見える
残雪地帯も有ります。この地点から槍ヶ岳・北鎌
尾根が綺麗に見えました。偶然にも、飛行機雲も
一緒に撮影!


西鎌尾根より硫黄尾根と硫黄ノ頭の景観
硫黄乗越付近に到着!この地点からは硫黄尾根
・硫黄ノ頭そして槍ヶ岳がセンター見える地点
素晴らしい景観に絶句!正に、銀座コースと呼
ばれるに相応しい景観と感じる。


西鎌尾根より高山植物
余り、綺麗な写真では無いが、この付近はお花畑
恐らく、コイワカガミ・チングルマであろう!


西鎌尾根より 硫黄ノ頭付近の景観
硫黄ノ頭付近に到着!登山道の脇にはミヤマ
キンバイ
が咲いている!正にこの周辺はお花畑


西鎌尾根より 硫黄ノ頭付近のクサリ場
6:12
硫黄ノ頭に到着ここからは、一旦クサリが
整備されている下ります。


西鎌尾根より 左俣岳が見える
コースからの景観はこんな感じ左俣岳が見えて
ます!左俣岳へのコースも見え山頂直ぐ下、岐
阜県側を巻いている様子が伺える。


西鎌尾根より チシマギキョウ
チシマギキョウが綺麗


西鎌尾根より 左俣岳から槍ヶ岳方面の景観
6:20
左俣岳に到着
ここからは、蛇紋岩のザクザクした滑り
やすい道を下り鞍部に出る。


西鎌尾根標高グラフより現在の位置 左俣岳
左俣岳を過ぎると一揆に下っている様子が
伺えます。この下りの鞍部が西鎌尾根の最
も低い地点ですここからが、槍ヶ岳への登
りの開始地点


西鎌尾根 左俣岳より 笠ヶ岳の景観
笠ヶ岳が綺麗に見えてます!


西鎌尾根 左俣岳より ハイマツ地帯の緩やかなルート
しばらく、ハイマツ地帯の緩やかなコースを堪能


双六小屋の飯を食らう
6:50
この気持が良い地点で朝メシ
双六小屋の弁当は最高に美味い!


西鎌尾根 左俣岳より 水晶岳 野口五郎岳の景観
朝食を食べながら景観を堪能
硫黄尾根の後には野口五郎岳
写真 左側には水晶岳が見えてます!


西鎌尾根 左俣岳より 水晶岳 野口五郎岳の景観、撮影場所
撮影方向です。




左俣岳→千丈沢乗越 区間


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より残雪地帯
双六小屋の美味しい朝食と素晴らしい景観を
堪能し再び槍ヶ岳を目指します!コースは写
真の様に雪渓も有りますので十分注意です!


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より岩稜地帯
7:13
いよいよ西鎌尾根の核心部、岩稜地帯
最初はガレ場の急斜面を登ります。


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より岩稜地帯のクサリ場
急斜面には14mのクサリが整備されてます!


西鎌尾根標高グラフより現在の位置 クサリ場核心部


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間よりクサリ場を通過後の景観
クサリ場を登ると
西鎌尾根の核心部の全容が見えます。
コースは、クサリが整備されている痩
せ尾根を進む

  

西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より30m以上のクサリ場
続いて30m以上の長いクサリ場を登る。


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より広場
長いクサリ場を登り切ると、
7~8人は休憩可能な砂?の広場に出る。


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より核心部終盤
その後、クサリが掛かる岩峰の右側の石屑を登
りきれば西鎌尾根の核心部は終わります。


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より核心部終盤より槍ヶ岳
核心部が終わると目の前には、大きな槍ヶ岳
が聳える!そして、西鎌尾根最後の大登の全
容が伺える。


西鎌尾根 左俣岳から千丈沢乗越区間より千丈沢乗越に到着
8:00
千丈沢乗越に到着
目の前には槍ヶ岳が!小槍が美しい


千丈沢乗越→槍ノ背 区間



西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間より急斜面の様子
ここからは、一揆の標高を稼ぎます!

西鎌尾根標高グラフより現在の位置 千丈沢乗越を過ぎた辺り
カシミール標高グラフでも
一揆の標高を稼いでいる様子が伺えます。


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間より鏡平山荘の景観
後を振り返ると足下には今歩いた西鎌尾根が
長く延びてます鏡平山荘も見えてます!


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間よりジグザグルート
急勾配の登山道は、ガレ場のジグザグしたコース
と成るここまで来ると、槍ノ肩が近い


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間よりジグザグルート2
ジグザグしたコースには
ペイントで印が付けられているで分りやすい


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間より槍ヶ岳、小槍が近い
槍ヶ岳・小槍が、間近に見える


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間より立山連峰方面を撮影
斜め後方を見ると
立山や白馬岳などが綺麗に見えてます!


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間より立山連峰方面を撮影場所
撮影方向です。


西鎌尾根 千丈沢乗越から槍ノ背区間より槍ノ背に到着
8:51
槍ノ背に到着
いよいよ次のページでは
槍ヶ岳 穂先です
コースの全容を詳細に記載しました。




このページのまとめ


【1】
西鎌尾根には水場が無いので十分な水分を持参
する。


【2】
最初のピークである樅沢岳に登ると感動的な槍・
穂高連峰の山並を見る事ができる。その他笠ヶ岳
や焼岳など美しい景観が広がる。


【3】
西鎌尾根の中腹である硫黄乗越・水俣岳区間は
アップ・ダウンを繰り返す。一部雪渓が残る区間
もあります。


【4】
水俣岳を過ぎると下りとなる。この下りの鞍部が
西鎌尾根の最も低い地点であり槍ヶ岳への登りの
開始地点である。最初に岩稜ルートがあるので、
十分注意して行動する。


【5】
岩稜ルートを過ぎると千丈沢乗越に到着する。
ここからの登りは、辛いものになるのでペース
配分に注意!後半はガレ場のジグザクルートで
す。





⑤槍ヶ岳・穂先
ルート紹介

西鎌尾根より槍ヶ岳・登山カテゴリー

               
①はじめに・ルートデーター・
アクセス
②わさび平→鏡平・左俣林道
ルート紹介
③鏡平→双六
ルート紹介
④西鎌尾根
ルート紹介
⑤槍ヶ岳・穂先
ルート紹介
⑥槍ヶ岳からの景観
⑦槍ヶ岳山荘→新穂高・右俣林道
ルート紹介
(関連)東鎌尾根ルートページ (関連)上高地トレッキング
関連 白出沢より奥穂高岳 関連 笠新道より笠ヶ岳
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