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『創楽 登山』
百万人の山と自然
安全のための知識と技術 公開講座より
①高度と気温について紹介

百万人の山と自然
安全のための知識と技術(公開講座より)
①高度と気温


写真は、別山尾根より剱岳

安全のための知識と技術
カテゴリ

   
①高度と気温 ②風速と体感温度 ③遭難の原因 軽登山でも必需品とは
④標高と酸素濃度 ⑤富士山の紀行 事故 
遭難エリア
ガーミンGPS新旧比較
富山の山 創楽・登山ホーム 創楽 山一覧表(サイトマップ)
   

はじめに


国際会議場で開催された

百万人の山と自然
安全のための知識と技術
公開講座・富山会場を受講してきました。

このページでは
この公開講座で紹介させた内容を
要点のみ絞り分かり易く紹介致します。

安全で楽しい登山達成に
役立つ内容と思いますので
是非、目を通して下さい!!

山の自然と危険
(最近の気象遭難から)

立山カルデラ砂防博物館
飯田 肇さんより

どうして高度が上がる
と気温が下がるの?


高さ(高度)と気温について
どうして標高が上がると気温が下がるのか?

その前に
土・岩石・空気
どちらが温まりやすいか?

その答えは、
圧倒的に土や岩石

基本的に透明な物は温まりにくい
(光が透過するから)

だから同じい太陽光を浴びても大地の方
が温度が高くなります。空気は太陽光に
よって暖められるより

大地の熱

によって暖められる部分が大きいのです。

従って地表付近の気温は高く地表から離れる
(標高が上がる)と気温が低下するのです。



写真は富山平野より立山連峰


間違えても、標高が上がると太陽に近くなる
ので暖かい!なんて考えなで下さい。
太陽と地球の距離を考えは標高差
などゼロに等しいから




断熱膨張も関係する。


そして断熱膨張がポイント

空気のような気体に熱を加え、温度を上げる
と体積が膨張します。これは熱エネルギー
が体積を増やすことに使われるから

同じ様に体積を押し縮めると(圧縮すると)
そのエネルギーが熱に変り温度が上がります。

逆に体積を引き伸ばす(膨張)とエネルギーを
失い温度が下がります。

気体は膨張すると、冷やさなくても自然に温度が
下がる。逆に、気体を圧縮すると自然と温度が上がる。


外界との熱の出入りがない状態を断熱状態という。
だから、気体は断熱膨張すると温度が下がり、断熱
圧縮すると温度が上がるということになる。


乾燥断熱減率
空気塊は上昇すると、まわりの圧力が下がるので自然
に膨張する。このときは外部との熱の出入りはほとん
どないと考えてよいので断熱膨張する。だから高度が上
がると断熱膨張のために温度が下がる。

この割合は100mの上昇に対して1.0℃下がる。

このとき、空気塊の温度が下がってもまだ空気が
含むことができる水蒸気">水蒸気が飽和に達し
ていないという前提がある。

そして空気塊が上昇する過程で、その気温が露点に
等しくなるまで下がり、その空気塊が飽和に達する
と、それ以降は湿潤断熱減率が適用されます。湿潤
断熱減率は気温によって大きく異なりまが、
基本的には

100mの上昇に対して0.5℃下がる。


断熱膨張は分かっので
基本的に100m上昇して
何度下がるの?


色々な条件での平均的な
気温減率

100mの上昇に対して
0.6℃下がります。

  



1000mだと6℃下がります。

(例)標高0mの地点が20℃であれば
標高3000mでは、2℃です。

(1000mで6℃下がるので
6×3=18℃下がります。)



そして
最低気温も考慮する。




立山・室堂(標高2450m)年間気温
を掲載します。

最高気温 最低気温 平均気温気温
1月 -0.7 -22 -12.4
2月 0.1 -22.2 -12.1
3月 3.2 -20.2 -8.9
4月 11.1 -16.5 -1.7
5月 15.1 -5.9 4.3
6月 17.2 -0.2 8.6
7月 21.5 5.4 12.4
8月 20.5 6.9 13
9月 18.3 0.3 9.6
10月 15.3 -7.1 3.3
11月 8.6 -12.6 -2.8
12月 0.4 -17.9 -9.3


北アルプス標高2500mでの
10年間の気温について

最低気温 -22℃
最高気温 20℃

年平均気温 0℃

例 8月の平地30℃場合
標高2500mの山頂は
何度?

  


例えば8月夏場
平地が30℃の場合は1000m上がる毎に
6℃低下するので標高2500mでは15℃低下なので

標高2500mの気温は
30℃-15℃=
15℃と成ります。

しかし最低気温を考えると
最低気温は6.9℃殆ど冬状態です

この結果1000m上がると6℃は
あくまでも平均気温であり最低
気温を想定するとプラスα 
約5℃~10℃
更に気温が下がると考えた方が
無難と思われます。


答え
平地が30℃の場合
30℃-15℃-最低気温分(10℃)=5℃

夏場平地30℃の時、標高2500mでは
5℃~15℃です。






②風速と体感温度


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