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『創楽 登山』
百万人の山と自然
安全のための知識と技術 公開講座より
③「遭難の原因 軽登山でも必需品」について紹介します。ベテラン登山者でも遭難にあう原因や軽登山でも絶対に必要な装備を分かり易く紹介します。

百万人の山と自然
安全のための知識と技術(公開講座より)
③遭難の原因 軽登山でも必需品とは

創楽TOP > 創楽・登山 > 百万人の山と自然 安全のための知識と技術(③遭難の原因・軽登山でも必需品))


写真は、新雪時期の立山

安全のための知識と技術
カテゴリ

   
①高度と気温 ②風速と体感温度 ③遭難の原因 軽登山でも必需品とは
④標高と酸素濃度 ⑤富士山の紀行 事故 
遭難エリア
ガーミンGPS新旧比較
富山の山 創楽・登山ホーム 創楽 山一覧表(サイトマップ)



はじめに


前ページでは風速と体感温度を紹介しましたが、
「風速による体体感温度」を理解した所で、
このページでは「遭難の原因・軽登山でも必需品」
を紹介致します。


目次
低体温症の3大要因
真砂岳遭難事故より
まとめ
富山県の
山岳遭難について
軽登山でも
必需品


先ずは2012年
5月GW中の山岳遭難の資料を添付します。
通常の遭難は「転倒や滑落」が多いが
GW中の遭難で共通しているのは、
「稜線での低体温症」
そして遭難者の中には、初心者ではなく、ベテラ
ンの方もいらっしゃる。
GW中遭難原因が低体温
症で有る事を理解した所で




低体温症の
3大要因



前ページでは剱岳・稜線の風速などを紹介し
稜線は風速が強いと紹介しました。

低体温症の3大要因は
低温「稜線付近の気温」
風「稜線付近の強風」
濡れ「降雨 凍雨・雨氷」


そして気象遭難の9割が「温帯低気圧」の発生・
寒気流入が原因温帯低気圧(台風)である。
<低気圧が原因での
1989年 10月8日 北アルプス立山連峰
真砂岳遭難の例が紹介されました。



遭難現場は、吹きさらしの稜線・鞍部
資料より赤い矢印・冬型時は絶えず西風が強い




遭難時の天気図より
台風は南海上から関東の東を通過 この事より
大陸の高気圧が張り出し、冬型の気圧配置に移行
「西高東低」となり、立山では朝一時的に晴れた
が、(擬似好天)

注意点
この擬似好天で、冬型の気圧配置の移行した事
に気が付かず天気が回復したと勘違いして登山
される方が多い)



その後、9時頃から10月初旬にも関わらず雪が
降り風速も増して吹雪となり、夜半までその吹
雪が続きました。(冬型)
その結果遭難に至ります



10月8日~9日(深夜)

真砂岳 遭難時の気温と風速グラフ
「最低気温 -10℃」
「最大風速(10分平均)18m/s」
「瞬間風速 30m/s以上」

低温だったため降水は最初から雪だった。
濡れは少ない。10月初旬であっても低気圧
が原因で冬型の気圧配置に移行して
最低気温が-10℃
最大風速(10分平均) 18m/s

と成ります。そして9日6時「移動性高気圧」
の影響で冬型は長続きせず前日の雪は嘘の様に
朝から晴天 気温は一揆に上昇してます。



前ページで紹介した
米国ナショナルウェザーサービスの
風速と体感温度の関係グラフだと

気温-10℃で風速18m/sであると
体感温度は「-35度」




真砂岳遭難事故より
まとめ





気象遭難の大半が低気圧の通過、後の寒気
による遭難遭難場所は大半は稜線上(防寒
防風、防雨体制)


近年の傾向は
低気圧の猛烈な発達(爆弾低気圧)
積乱雲の発達による短期間雨量・雷雨の増加
(山地での土砂災害の危険増大)



資料より
「低気圧発生」の目安を添付します。
これらの爆弾低気圧による遭難を回避する為
気象情報(予報・リアルタイム、ナウキャス
ト情報)の収集


高山(稜線)の気象をシミュレーションする
意識の養成「気象遭難」に対する総合的な防
衛術を身につける事が重要とあります。

講座では「週間予報支援図」が紹介されま
した。詳細に読み方は色々検索すると
分かりますが、講座では




右肩下がりエリア→高度が低下→
「天気が下り坂に向う」

右肩上がりエリア→高度が上昇→
「天気が回復に向う。」

資料より下り坂エリアが多い
5/12~5/18頃まで天気は悪い
5/19に天気が回復する




雲からも天気を読む事が出来ます(観展望気)
「寒冷前線」冷たい空気が暖かい空気の下にも
ぐりこむ事によって上昇気流が発生して
「積乱雲」が発達します。短期間に雷を伴った
強い雨が降り寒冷前線が通過後に気温が急に下が
ります。


富山県の
山岳遭難について


富山県の過去10年間の遭難件数・遭難者数
遭難件数・遭難者数共、平成20年がピーク
となりその後は減少傾向


この表は、入山者数が無いので、登山者に対
して遭難率が不明なのが残念であるが、恐ら
く平成20年以降は山ブームが到来しているの
で入山者は増加していると思われるので、遭
難件数は減少気味と感じられます。

これはあくまでも富山県の情報であり全国的
では有りませんので注意して下さい!



富山県内の過去5年間の平均
「遭難件数 遭難者」



参考データより
長野県が、富山県より略
倍の遭難件数



富山県内の遭難者117人の態様別
(平成24年中)グラフ

負傷者は転倒、発病が多いが
死亡・不明では転落、次に滑落が多い



富山県内遭難者117人の年齢別(平成24)
グラフ60代以降の高齢者が多い



富山県内遭難者117人の登山経験年数別一覧

ここでは、登山経験が4年以下の遭難者が多い
と紹介されましたが、経験未熟なので、その傾
向は分かるが、「登山経験10~19年」
のベテラン者が次に多い!

経験豊富な事より、無理な登山計画が原因か?
初心が重要と改めてこのデータから感じ取れ
ます。



ここで、H25.5.4
立山 富士ノ折立 滑落事故を紹介します。

H25.5.4 GW中に立山・富士ノ折立にてル
ートを誤り1人が滑落し、残る5人も吹雪で行
動不能となった遭難であるが、紹介では死因は
低体温症であり、発見が遅れた事が要因



1人が滑落した時、目撃者からの状況説明は
室堂側に滑落した。その内容より室堂側の斜
面の捜索が始まるが、滑落者は発見されない

そこで長野県側なのでは!と考えた捜索隊が
長野県側の捜査を開始すると滑落者は発見さ
れたが、低体温症にて手遅れ状態であった。

登山者は県外者で地形に詳しく無く周囲がガス
に覆われていた事により、実際は長野県側に滑
落したのに正反対の室堂側に滑落したと勘違い
したと想定される。
と紹介ありました。実はこの様な、滑落地点を
間違える県外登山者が多く我々も県外の山に登
る際は十分に注意が必要と感じさせられます。



そこで安全に登山するための心構え資料より
体調管理&事前トレーニング間違えても登山
前に飲んだり、睡眠不足などをしない。
平日からランニングなど体を鍛える

登山計画の作成
ネット・ガイド本など、登山情報(駐車場・
山小屋の位置・山の状況・コース閉鎖 天気
予報など)を確認しておく。

家族には、登る山名・登山ルート・下山日時
など説明する自分の場合 家族が忘れる恐れが
あるのでメモ書きを渡してます。


軽登山でも
必需品


雨具・ヘッドランプ・非常食
ツェルト・通信機器・地図

の6品目であるが、特に


雨具

ヘッドランプ

非常食



の3品目は必須
万が一の時でも生還できる最低必需品
3品目と話されました。






④標高と酸素濃度


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