創楽・登山
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『創楽 登山』
富山の山より剱岳・毛勝山の景観が素晴らしい残雪期の大倉山を紹介します。
②残雪期ルート紹介
このページでは残雪期の大倉山登山ルートを詳細に紹介致します。

富山の山 残雪期 大倉山・登山
②残雪期ルート紹介


尻高尾根より大倉山の景観


大倉山 登山・カテゴリー

         
①はじめに・アクセス ②残雪期ルート紹介 ③山頂からの景観(劔・毛勝 大展望)
関連 細蔵山 関連 大熊山 関連 クズバ山
関連 笠尻山 関連 濁谷山
創楽・登山ホーム サイトマップ(もくじ) 富山の山



はじめに


このページでは残雪期の大倉山登山道を紹介
します。コースは、いきなりの急勾配の直登
から始まります。

中山の様に、ジグザグの登り易いものでは無く
はじめて登山される方にはオススメ出来ません

急勾配は約標高1000mまで続き登山口(標高
約600m)より一揆に400mを稼ぎます。今回
の登山は残雪期なので、標高900m地点と標高
1082m地点の二箇所石柱の標識を発見しまし
たが、他のサイト等を確認すると結構、標高を
示す標識が点在しているそうなので目安に良い
と思います・標高900m標識を過ぎ、しばらく
登ると傾斜が緩い尻高山に連なる尻高尾根を辿
れば大倉山の頂に到着します。
(越中の百山・北日本新聞社より)


今回の登山

今回の登山ではこの傾斜の緩い尻高尾根が最大
のショータイムと成ります!
ガイド本では、簡
単に紹介されてますが、残雪期は違います。

基本的には尾根道なので大倉山を眺めながら登
りますが、一旦、大倉山が視界から消え急勾配
になる区間が有ります。そして、その急勾配の
最終地点が大倉山の頂きと勘違いする恐れがあ
ります。実際の大倉山の頂きはまだ先です。


このページでは、その急勾配の最終地点を偽ピ
ークと呼び紹介させて頂きます。


偽ピークを過ぎるとこの登山の最大のイベント
「ナイフリッジ」通過し大倉山の頂きに到着し
ます。頂きでは、剱岳・毛勝山を中心とした立
山連峰の大パノラマが待ってました!

それでは
スタート


コースデータの紹介




今回の登山コース
このページでは「登山口→大倉山」
までを紹介します。



沿面距離 6,072m

標高差 1,075m
(累積標高差プラス1,605m)
(累積標高差マイナス530m)

所要時間 4時間26分


このデータは残雪期ツボ足(雪装備なし)
のデータです。実際、装備ありでは、もっ
と早く到着すると思われます。





残雪期 大倉山・登山
ルート紹介



8:00
登山開始
いきなり急勾配からスタートです。



一揆に千石城山と肩を並べる高さになります。



ひたすら、急勾配の直登りコースが続く
元気にハイペースで進むカケヒさん



後方には岡本さんコース脇にロープが整備さ
れてます!写真からもこのコースが直登りの
急勾配である事が分かると思います。



残雪期コース
小動物のトレースがコースの目印となる!
ここでは主役は人間ではない。それにして
も素晴らしい天候だ!稜線からの景観が
「楽しみ!」想像を膨らませ急勾配を頑
張って登ります!



急勾配にプラスされ標高が上がると積雪が多
くなるツボ足なので通常のラッセルより体力
消耗は激しい・・・ラッセル隊長カケヒさん
申し訳ございません



8:38
標高900m地点に到着
約38分で標高差300m登ってます。
ガイド本に寄ると標高800m地点に標識があり
その先、標高850m辺りに二本杉で、小さな棚
のようになっていて視界もあり一回目の休憩地
としてよい!と有ります。参考まで(気が付き
ませんでした・・)



標高900m地点を過ぎるとツボ足だと、膝ま
で沈み込む状態。この状態でも一定のペース
で登り続けます。ラッセル隊長カケヒさん
流石です!全く四月の低山とは思えない光景
尻高尾根の稜線はもう少し!



8:56
尻高尾根に到着
正面には、ピラミッドを思わせる綺麗な三
角形の「大倉山」が見える。素晴らしい展
望である!





急勾配を終え「記念撮影」皆さん良い表情
です!急勾配も終了したので後は、尻高尾
根をゆっくり景観を楽しみながら、登れば
良いだけのはずが、本当の辛さは正にここ
からでした・・・・

スタートからの急勾配は前座で有った・・・



残雪期・尻高尾根より
パノラマ撮影にて大倉山



大日連山の姿が見えてます!
頂きからの展望が気になる
テンションが上がる!



小動物のトレースの後を追うようにラッセル
隊長のカケヒさん頑張ってます!



すると頑張れ!と言ったか分かりませんが、
剱岳が顔を出して下さりました!



大倉山の頂きまで近い!夏の場合だがこの時
この大倉山はもの凄く遠く・高く感じまし
た。このツボ足であの頂きに辿り着けるのか
と・・先程の記念撮影ではとても近くに感じ
ていたのに・・・



9:28
標高1082m地点に到着



「白倉山」その後富山平野・日本海
が見える。



コースも急勾配の地点もあり積雪が多く
登れる状態ではない。カケヒさん枝を掴
み懸命に登ります。



カケヒさん何とか急勾配を登りその先を見る
と更に急勾配が続きます。ここからラッセル
をカケヒさんから自分に交代で登ります。

一歩進むのに股まで沈み込む状態、腕で、雪
を掻き分け四つん這い状態で登りました。
(カケヒさんはパワーラッセルと呼んでまし
たが 笑)もう汗だくこの数十メートル進む
のに大変な時間と体力を要しました・・・・
もうシャツ一枚です。低山なので甘くみて速
乾でなく普通の綿シャツ普段着でした。
(言うまでもなく、後で寒く成りました)
これは、悪い例です。真似をしないように!



そして、フルラッセル急勾配の最終地点を
「偽ピーク」と呼びました。

偽ピークを目指す自分
(カケヒさん写真より)



偽ピークに到着!その先にある目指す大倉山が、
遠くに感じる(実際は近いのだが)
この時の進むスビードと体力消耗を考えると・・



偽ピークよりパノラマ撮影
大倉山の右側に剱岳・大日連山の山並が見える
素晴らしい光景残雪期の後賛美か!



ゆっくり、ラッセルで大倉山頂きを目指すが、
もう直ぐ先に頂上の地点にこの登山最大の難
所が両サイドが切れ落ちた積雪状態のナイリッ
ジが!バランスを崩し一歩でも踏み外すと数十
メートルは滑落する状態
幾らなんでも、ツボ足ではもう限界ここは、勇
気ある行動(撤退)が頭を過ぎる。その時、後
方からカンジキを履いた地元の登山者が現れま
した!「正に」救世主


ここからは、カンジギを履いた地元登山者に先
導して頂き大倉山を目指すことに成ります。



先を進む地元の方、凄い勢いで安定した姿
勢で最後の雪山を登ってます。



ナイリッジを通過し最後の登りを終えると
コースは平坦になります。
もう頂きは近い!



そしてカケヒさんが、笑みを浮かべながら
足を止めてました。自分もカケヒさんと
同じい方向を見ると
そこには



あのお方が!言葉に成らないくらいの感動が!!
もうフルラッセルの疲れは何処へやら



大倉山・山頂からの
素晴らしい景観は次のページへ




まとめ


【1】
4月でもカンジキ等、冬装備は必須です。


【2】
スタートより、いきなり急勾配が始まりま
す。ペース配分注意!道中標高を示す標識
があるので目安によい。ルートの要所にロ
ープが設置されている。


【3】
急勾配が終わり、尻高尾根を登るのだが
ここも急勾配があります。ここでは、その
急勾配のピークを「偽ピーク」と呼び紹介
しました。偽ピークからの景観は絶景です


【4】
偽ピークから大倉山間にナイフリッジがあり
その通過は慎重に進んで下さい。頂きでは
素晴らしい展望が待っております。








③山頂からの景観(劔・毛勝 大展望)

  

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