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『創楽・車』【旧車】
スバル1000スポーツ レストア日誌

中日本クラシックカークラブに所属する徳永さんが所有するスバル1000スポーツのレストア過程を紹介致します。

スバル1000スポーツ
レストア日誌
中日本クラシックカークラブ

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全塗装が完了したスバル1000スポーツ
全塗装が完了したスバル1000スポーツ





はじめに


このページでは、旧車・バイクいじりが
好きな中日本クラシックカークラブに所属
する徳永さんが所有するスバル1000レストア
について紹介致します。


スバル1000レストアについて
簡単な概要


知人よりスバル1000のベース車両を入手
しました。その車両は外見上は先ず先ずな
ので、直ぐ実働すると思っておりましたが、
実際レストアに取り掛かるとエンジンが
焼き付いており、エンジン下ろしからの
スタートとなりました。

幸いスペアエンジンが用意されていたので
ホッとしたが、そのエンジンもヘッドを
はぐると完全に水穴が詰まっておりヘッドの
洗浄から実施となります。
もし、そのまま乗っていたら・・・
考えたくありません

ヘッドガスケットも新品が無いので再使用
したそうです。とても苦労が伺えます。

この車両は9月に糸魚川で開催される
日本海クラシックカーレビュー
エントリーを目指し、長く(楽しい)
レストアの旅と成りました!

このページでは、簡単に
レストアの過程など紹介致します!!


スバル1000レストア
自分が訪れた時は、
オーバーホール済みのスペアエンジンは
既に搭載してありました。


スバル1000レストア
外観は確かに錆びが少なく程度は良さそう!
バンバーなどのメッキパーツは再生を業者に依頼中 
(出来上がりが楽しみ)




スバル1000とは?


1966年5月富士重工初の小型車スバル1000が
発売されました。開発の総指揮はスバル360に
引継ぎ百瀬晋六が担当し、エンジンは
現在にも受け継がれる山川徹が開発担当した
水冷4サイクル水平対向エンジンを搭載し
当時では珍しいFF方式を採用している。

その中でも等長ドライブシャフトをダブル・
オフセットジョイントの実用化により成功した
事によりFF方式の関心をより一層高めた車です

またこの車の大きな特徴はトランスミッション
側にブレーキを配置したインボードブレーキと
スバル360から受け継ぐ4輪独立懸架であり
スプリングがスバル360と同様なトーションバー
(ねじり棒ばね)である。
今回紹介するスバル1000スポーツはエンジンを
圧縮比10.0に上げ三国製ソレックスツイン
キャブを装着、クランク・カム・ヘッドなど
専用部品を使用したチューニングエンジンを
搭載している。詳しくは

スバル1000
当時のCM
当時の最先端です!


レストア中のスバル1000より


スバル1000レストア
三国製ソレックス製キャブ
です。オレンジ色のエアークリーナ
ケースが目立ちます。


スバル1000レストア
グリルにスバルのマーク六連星が栄える。
奥にはヒーターコアとオーバーヒート対策
サブラジエーターが見える。
今回水温で作動する電動ファンのセンサーを
確認した所、約95℃で作動しました。ファン
作動する時期が遅いのでやや心配である。


スバル1000レストア
ミッション直ぐ横に付くインポートブレーキの
整備性が悪そうですが、良く効きそう
ローターが大きい


スバル1000レストア
今回ガソリンタンクを洗浄の目的で外しまし
たが、周りがブチルテープで止めてあり、
外すのが困難でしたが熱湯をかけると以外と
外しやすかったので驚きました。

またエンジン関係ではウォーターポンプから
水漏れが有り、交換するはめに成りましたが
部品が無く、調べた結果レオーネのモノが
間に合う事が判り、何とか対処出来たそうです


08.04.20 レストア追記()


スバル1000レストア
先に外した燃料タンクの内部確認を実施した。
細かなサビはあるものの、ウロコ状態ではない
ので安堵したが、内部さわると腐敗した粘りが
あるガソリンが付着していたので、予定して
いたサビ落とし→コーティング方法は取り止め

キャブクリーナ2本を前後左右に吹き付け、
しばらく放置(汚れを浮き出し)その後ガソ
リンをタンクに入れ洗浄しました。

この作業で、
タンク内の洗浄は何とか完了しました。

(廃棄ガソリン25L)
注意ガソリンは可燃性危険物なので、
取扱(アース)など慎重に実施したそうです。

ガソリンの廃棄は
ガソリンスタンドなどに相談です。
絶対に捨てない下さい


スバル1000レストア

いよいよエンジンスタート
ラジエターにクールラントを入れた所写真の
部分から水漏れが・原因はレオーネ用の
ウォーターポンプを使用した所、ポンプは
ボルトオンでしたが、エンジン側が約3mm程度
開きが出た事です。(排気量の差か?)

今回、手造りのガスケットを4枚貼り
合わせ取付け何とか漏れが止まりました。
良かった

エンジン一発始動
アイドリングも、とても安定していました。


スバル1000レストア
完成まであと一息

スバル1000レストア
完成まであと一息


スバル1000レストア

車体は全塗装上がり
いよいよレストアも最終段階へ



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08.06.01 レストア追記()


車検を受けましたが、想像もしない出来事が!!
塗装・メッキ品の組み付けも済み、旧車に詳しい小
矢部の小倉自工へ車検に出しました。

点検実施2・3日後ミッション(デフ)からキレツ
によるオイル漏れ有りとの連絡あり!とりあえず
耐熱300℃の金属用接着補修剤・ ジーナス GM8300
で対応し心配していた排ガス検査もパスし無事車検を
とりる事が出来ました。しかし喜びもつかの間その
日の夕方、同じ場所よりオイルが漏れを発見!
しかも前よりひどいの連絡を受けショックを受ける。

恐る恐るオイルが漏れた場所を確認するとキレツが割
れとなっており、こじ開けると2cm角でケース割れ
落ち、中には折れボルトの頭確認できました。

なんとデフ内でボルトが折れてました。車検を依頼
した小倉自工さんも、古い車は何台も整備したが
こんな事は初めてだと驚いてました。


スバル1000レストア

ミッションは幸い部品取り車が有りましたので、
そこから外しました。部品取りが無かったら、
考えたくありません。

スバル1000はエンジン縦置きFF車なので、
ミッション取り付けはエンジン降ろしからです。
半年前に戻ったようで、イライラいたしましたが
中日本クラシックカークラブの皆様の応援を得て
なんとか取り付けに成功しました。さすがに、エ
ンジン取り付けは、クラッチのセンター合わせも
ジャッキーを複数用して一発で成功!
見事な物です。


エンジンを載せた後、高速道路で走行テストしてみると、まずまずの走り

エンジンを載せた後、
高速道路で走行テストしましたが、
まずまずの走りで満足されてました。
さすがにソレックス製ツインキャブ搭載
元気に走行!!スバル1000スポーツ

旧車なのでトラブルも楽しみと言いたいが
しばらくは、遠慮した所だと徳永さんが
話してました。

納得です! 後は、6月7日に開催される
輪島オートモビルに向け、再度点検中です。


08.06.07レストア追記()


08年6月7・8日輪島オートモビルミーティング
参加して来ました。出発早朝のスバルは、セル回る
のみで、エンジン全く反応なしあせる気持ちおさえ
つつ、ストレーナの沈殿物除去・清掃するも、ポン
プ空回りのみでガソリンきません。

エアーコンプレッサー動かしストレーナからタンク
へエアー吹きつけ、給油口よりガソリン吹き出て道
路よごしましたが、なんとか出発することでき
ました。

再発を気にしながらの150Kmを無事到着


出発の朝、反応の無かったエンジンも元気を取り戻し、いざ輪島へ
出発の朝、反応の無かったエンジンも
元気を取り戻し、いざ輪島へ


会場では多くの旧車ファンや仲間達と時間の経つのを忘れ楽しい時を過ごす
会場では多くの旧車ファンや仲間達と
時間の経つのを忘れ楽しい時を過ごす


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ノスタルジックヒーローに掲載


2014年3月
レストアした徳永さんのスバル1000スポーツが
ノスタルジックヒーローに掲載されました!
撮影の様子を紹介致します。

▽▽ こちらへ ▽▽
スバル 1000スポーツ
ノスタルジックヒーロー取材・撮影


スバル 1000スポーツ ノスタルジックヒーロー取材・撮影の様子です
取材・撮影の様子です。



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