ファインモールド製
スターウォーズ 1/48 Xウイングファイター製作日誌
②胴体の組立・塗装
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2009年最初の模型は、ファインモールド製
1/48 スターウォーズ Xウイングファイター
から開始!
このページでは『胴体の組立・塗装』工程を
ご紹介いたします。
ファインモールド 1/48 Xウイング
カテゴリ
①はじめに・キット紹介 | ②胴体の組立・塗装 | ③翼の組立・塗装 |
④翼デカール貼り・汚し | ⑤仕上げ・スタンド組立 | ⑥まとめ・ギャラリー |
関連【バンダイ1/12ストーム トルーパー製作】 |
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胴体の組立・塗装
早速、製作に入ります!
今回の組み立ては、予めランナーに部品が付い
ている状態で塗装を試みる事にしました。理由
は、塗装後にランナーから部品を外しても、そ
の外した跡が大部分隠れると感じたからです。
胴体部品上部をランナーから外した状態です。
ランナーと部品を結ぶゲートが部品の表面では
無く、下部品の接合部に付いてます。
これならゲート跡は組立後に隠れますが、綺麗
に段付(バリ)を落とさないと、上部部品を下
部部分との境目に隙間が開くので、綺麗に切り
とる必要があります。
今回機体色はMrカラー315グレーを使用、エア
ーブラシ用薄め液を混ぜて塗装する。缶スプレ
ーの場合は、タミヤ製エアーモデルスプレー
As-16「ライトグレイ」です。このエアーブラ
シ用うすめ液は、光沢度を上げる特殊希釈剤で
あり、Mrカラー1こ対してうすめ液1~2の割合
で混ぜ希釈するとあります。私はMrカラー1に
対してうすめ液2にて使用しました。
塗料濃度が濃いと塗装中にエアーブラシの先端
から蜘蛛の糸のようなモノが出るので、それを
防ぐ為やや薄めに使用しました。他に良いアイ
デアがありましたらお聞かせ下さい。
今回の塗装は、キットの素晴らしく細かいモー
ルド類を生かしたく、厚塗りだとせっかくの鋭
いモールドが、台無しになる恐れがあるので、
サフ掛けを省略したが何とか無事塗れました!
塗装前に部品類は、中性洗剤で軽く洗浄する。
エアーブラシにて塗装が終了した胴体上部です。
ウォッシング
いよいよ、今回の塗装ポイント『汚し』塗装。
汚しは色々方法はありますが、今回は良く見か
けるベーシック的な汚し塗装方法『ウォッシン
グ』を実施してみます。
一般的には、エナメル系塗料を使用します。ラ
ッカー系の下地にエナメル系の上掛けの相性は
最適です。(下地塗装が溶け出さない)
詳しくは こちら へ
今回は、フラットブラックを希釈した塗料を使
用しました。
薄めたエナメル系フラットブラックを機体胴体
に塗った状態です。筆にて胴体全体に薄く延ば
す感じで塗っていきます。
溶剤を含ませたティッシュなどで拭き取ってい
きます。この時、完全に拭き取り、モールド部
分のみ黒く残る事を、墨入れと呼び、部分的に
汚れを表現するように残す事をウォッシングと
呼ぶそうです。今回この胴体上部は、見本を見
るとそんなに汚れていないので、結構拭き取り
ました。拭き取る方法は、フロントからリアに
掛けて真っ直ぐ拭き取ります。飛行機は高速で
飛ぶので、空気の流れを意識した方向に拭き取
り、いかにも高速飛行で付いた汚れの表現を目
指します。
フォースの感じるままに拭き取りをするのも面
白いが、仕上がりは保証できない(冗談)!
ウォッシングが終了すると、今度はデカールを
貼ります。デカール貼りは必要な部分のみ切り
取り、水に付け貼付けます。位置に注意です。
※ 重要 ※
今回は、ウォッシング中にデカールが捲れるの
を恐れて、ウォッシング後にデカールを貼りま
すが、ウォッシング後の表面は、エナメル系溶
剤だと、乾燥してもベトベトして、手で持つと
指紋が付いてしまいます。デカールを貼り、良
く乾燥してからウォッシングするのも手だと思
いますが、正しい方法が分かりません。。。
デカールを貼った状態です。
凸凹部分の貼付けが綺麗に仕上がりましたが、
これは、マークセッターを使用したからです。
マークセッターの使用方法は、水を付けたデカ
ールを所定位置に置き、綿棒などデカールの水
分をふき取り位置を固定します。その後デカー
ルの上からマークセッターを塗ります。しばら
くするとデカールが馴染んできて、その後、綿
棒などで、軽く押すと綺麗に凹凸部分に密着し
ます。私は貼付け面積が大きい場合、ティッシ
ュに水を少々含ませ、指で押さえました。デカ
ールのシワも無く良い仕上がりになりました。
デカールの貼付けは、この胴体より、後で紹介
する翼の部分が大変でした。
胴体上部のデカールの添付を終了して、サイド
部分の貼付けの前に、大体の貼付け位置を確認
している所です。
機体サイドのデカールは一体物でしたが、デカ
ールの必要な部分のフチに糊面が付いており、
貼り付け後に目立つ現象(シルバリング)を防
ぐ為、サイド部が一体であったデカールを写真
の様に必要な箇所ごとに切り取りました。
出来るだけ余分なデカールを貼らないベシ!
サイド部のデカールを貼った状態です。
一体であったデカールを解体したので、貼る際
は、丁寧に位置決めして貼付けて行きました。
パステルによる 汚し・シャドー
今回、このXウイング汚しに、重要な汚し方法
の一つであるパステルによる汚し・シャドーを
入れます。ウォッシングでは表現が難しい、す
す汚れなど、乾いてついた様な汚れを表現する
には最適な方法です。航空機などの排気管など
のスス汚れにも最適な方法だと思います。
パステルは絵の具屋さんで購入しました。
パステルを400番程度の耐水ペーパーで写真の
様にこすり、粉状にします。
その粉末状にしたパステル粉を汚れや影を付け
たい部分に筆を使用して擦り付けました。写真
の○で囲んだ部分などです。
ここで使用する筆はパステル専用として、水気
を絶対に付けないように注意しました。筆が濡
れるとススや汚れの表現が変わるので・・・。
胴体全体に汚しを付けた状態です。写真では分
かりずらいですが、パステルは黒色以外にカー
キ色などを部分的に入れコントラストをつけま
した。やり過ぎ傾向なので注意しました。
次に胴体上部後方のメカ部の塗装に進みます。
写真では、光が入って分かりずらいですが、右
側の網目など、エナメル系ブラックで墨入れを
施し部品に立体感が出る様にしてみました。
R2-D2の塗装・デカール貼りです。はっきり言
って、この箇所の作業はとても緊張しました。
先ず、R2-D2ボディのホワイトを塗りますが、
下地が透けて見え何度も塗りを重ねしました。
また頭部の青い部分はデカールですが、写真を
見ても分かるように大変小さいデカールを曲面
に貼るので、気を張った作業が必要でした。
この部分もマークセッターが無ければ、シワ無
しで曲面に貼る事は不可能と感じた部分です。
デカールを貼り終えたR2-D2です。貼り付け部
分が多く混みあっているので、乾いていない内
に、隣のデカールを貼る際に触れてズレるのを
恐れて2日間に分けてデカールを貼りました。
(完全に乾いてから、隣のデカールを貼る)
完成したR2-D2を乗せた後部メカ部分を胴体に
取り付ける。
ボディ全体にウォッシングを掛けます。ウォッ
シング後は乾燥しても指紋が付きやすく、パス
テル部分も指紋が付くので、指紋跡の有無を確
認後(指紋があったらエナメル溶剤を筆に付け
擦り、指紋を消し去る)クレオス水性・つや消
しトップコートを掛けました。このトップコー
トはデカールの上からも掛ける事が出来る優れ
ものです。これにより塗装後のボディは落ち着
きを見せ触っても大丈夫な状態になりました。
トップコートの使用の注意点はこちらへ
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