創楽・登山
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『創楽 登山』
南アルプス 仙丈ヶ岳登山
(④藪沢重幸新道ルート紹介)
このページでは下りにて「藪沢新道」を初心者でも分かり易く紹介します。仙丈ヶ岳アクセスの最短ルートです。「登りの場合」沢沿いに歩くルートはやがて藪沢カールに到着する。その広大な景観に圧巻!!

南アルプス 北沢峠から仙丈ヶ岳・登山
④藪沢重幸新道ルート紹介
(下り)

創楽TOP > 山一覧 > 北沢峠より仙丈ヶ岳(④藪沢新道ルート紹介)

仙丈ヶ岳 藪沢新道
仙丈小屋よりやや下った地点より
藪沢カール仙丈ヶ岳

北沢峠より仙丈ヶ岳・登山カテゴリ

①はじめに・北沢峠→小仙丈ヶ岳 ②小仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳 ③仙丈ヶ岳からの景観
④薮沢新道(下山)
関連 青木鉱泉ドンドコ沢より鳳凰三山 関連 北沢峠から登る甲斐駒ヶ岳
創楽・登山ホーム サイトマップ(もくじ) 南アルプスの山



はじめに


このページでは、「仙丈ヶ岳」より「藪沢
新道」にて「北沢峠」まで戻る区間を紹介
します。

尚、「藪沢新道」は仙丈ヶ岳の最短ルート
として登山口付近にある大平山荘の先代
「竹澤重幸」の尽力で藪沢沿いに整備され
た登山道です。従って登山道、

「藪沢重幸新道」
「重幸新道」

など複数の呼び名がありますが、このペー
ジでは「藪沢新道」と統一して紹介します。


仙丈ヶ岳登山ルート
「藪沢新道」
このページの目次
登山ルートデーター
薮沢新道の概要
登山ルート標高グラフ
写真による薮沢新道の紹介より
仙丈ヶ岳から馬ノ背ヒュッテ 間
写真による薮沢新道の紹介より
馬ノ背ヒュッテから北沢峠 間
このページのまとめ
北沢峠より仙丈ヶ岳カテゴリー



コースデータの紹介



仙丈ヶ岳
標高3,033m 8:56出発

馬ノ背ヒュッテ 標高2,640m 9:44着
登山時間48分 距離1,802m
標高差-393m


馬ノ背ヒュッテ
標高32640m 9:50出発

大平小屋 標高1,960m 11:22着
登山時間1時間32分 距離2,941m
標高差-680m
仙丈ヶ岳より距離4,743m
標高差-1,073m 登山時間2時間20分


仙丈ヶ岳 藪沢新道ルート図
カシミール軌跡地図より藪沢新道
青色→です。


薮沢新道の概要


藪沢新道ルート概要

仙丈ヶ岳より藪沢カールを巻きながら「仙丈
小屋」に下ります。途中「市野瀬(柏木)」
の分岐があるので、注意して下さい。足元も
滑りやすいです。

仙丈小屋よりルートは榛松帯を下ります。
この榛松帯をやや下って後を振り返ると見
事な藪沢カール越しの仙丈ヶ岳が伺え、正
面には「甲斐駒ヶ岳」が見えております。
とても贅沢な空間「高山植物」の宝庫でも
ある。
高山植物については
こちらへ


ルートは樹林帯に入り、ニホンジカがら高山
植物を守る保護柵を通ります。やがて「丹
渓新道」分岐を過ぎて、「馬の背ヒュッテ
」に到着します。馬の背ヒュッテからはル
ートは「藪沢」を下る藪沢新道と、小仙丈
尾根ルート五合目「大滝頭」に向かうルー
トの2本ある。どちらに行って「北沢峠」
に戻りれるが、今回は「藪沢新道」でくだ
ります。「表示はしっかしてます。」


馬の背ヒュッテからは「藪沢」沿いを歩き
ます。道中雪渓もありました。(7月)
行かれる際は最新情報を確認して「アイゼ
ン」等の持参をオススメします。


藪沢沿いに下ると丸太橋を通過してやがて
樹林帯に入ります。今回一部ルートが崩落
しており迂回路を歩きました。またこの
辺りで「大滝展望台」があるらしいのだ
が、崩壊しており通行止でした。

樹林帯は急斜面の下りです。ここもスリップ
など注意して下さい。ルートは展望が良い
「鋸岳 榛の木展望台」を通過するとジグザ
クに下り、大平山荘に到着します。

大平山荘から、やや登り返すと北沢峠に
到着します。


薮沢新道の標高グラフ


仙丈ヶ岳 藪沢新道標高グラフ
仙丈ヶ岳→北沢峠
「薮沢新道」
カシミール標高グラフ
沿面距離 5,413m

標高差 -987m
累積標高差プラス 195m
累積標高差マイナス -1182m

所要時間
 約2時間49分
標準時間は1.5倍程度


仙丈ヶ岳 藪沢新道立体図
カシミール3Dよりこのページで
紹介する区間
(藪沢新道 青色→です。)





仙丈ヶ岳→北沢峠
藪沢新道ルート紹介



仙丈ヶ岳より仙丈小屋方面に下る
8:56
仙丈ヶ岳より「仙丈小屋」方面に下り
ます。


写真による藪沢新道の紹介より市野瀬分岐
9:06
途中に「市野瀬(柏木)」分岐
を「北沢峠」方面に進みます。


写真による藪沢新道の紹介より市野瀬分岐の位置
カシミール軌跡地図よりルート
イメージです。「市野瀬分岐」
の位置など確認できます。


写真による藪沢新道の紹介より薮沢カールの景観
山頂よりやや下った地点より山頂を
見上げる。「藪沢カール」が美しい
ルートは崩れ防止の階段等がありますが
慎重に下って下さい。




写真による藪沢新道の紹介より仙丈小屋の外観
9:11
「仙丈小屋」に到着
公式HPでは、太陽光と風力の発電による
水洗トイレとあります。
*テントは禁止とあります。

公式ページは
こちらへ


仙丈ヶ岳 藪沢新道 北沢峠標識
「仙丈小屋」より北沢峠を目指して
下ります。


仙丈ヶ岳 藪沢新道 水場
水場もあります。


写真による藪沢新道の紹介より仙丈小屋と薮沢カールの景観
仙丈小屋よりやや下った地点より
仙丈ヶ岳方面を撮影
「仙丈小屋」を中心に「藪沢カール」
の様子が伺えると思います。
周辺は榛松帯です。


写真による藪沢新道の紹介よりルートの様子1
ルートは樹林帯に入ります。途中ロープが
張られている箇所には、その中に入らない
ようにして下さい。足元は岩場状です。


写真による藪沢新道の紹介より甲斐駒ヶ岳が見える
登山道の周囲に柵がある。
ゾーンを歩きます。
正面の「甲斐駒ヶ岳」が美しい


写真による藪沢新道の紹介より植生保護柵の標識
9:33
登山道の周囲の柵は
「植生保護柵」であり、ニホンジカ
が貴重な高山植物を食べるのを防止
しているそうです!!

ニホンジカとは
こちらへ


写真による藪沢新道の紹介より丹渓新道の分岐
9:37
「丹渓新道」の分岐に到着です。
そのまま「藪沢・北沢峠」方面に進みます。


写真による藪沢新道の紹介より馬ノ背ヒュッテ
9:44
馬の背ヒュッテに到着です。
休憩するには、丁度良いところにあります。
ここで一休み!!

馬の背ヒュッテ公式ページは
こちらへ


薮沢新道より馬ノ背ヒュッテ
から北沢峠ルート紹介


写真による藪沢新道の紹介より馬ノ背ヒュッテにあるルート標識
「馬の背ヒュッテ」からは
今回上りで利用した「小仙丈尾根ルート」
の五合目「大滝の頭」に繋がっております。
今回は、そのまま「藪沢新道」を下山します。


写真による藪沢新道の紹介より薮沢の様子1
「馬の背ヒュッテ」から北沢峠方面は、
この後、「藪沢」沿いを歩きます。


写真による藪沢新道の紹介よりルートに表示されているペイント
ルートには赤いペイントで「○」など
明記されているので分かりやすいと
思います。


写真による藪沢新道の紹介より薮沢の様子2
道中、雪渓も見受けられました。


写真による藪沢新道の紹介より薮沢の雪渓
時期によっては、雪渓を歩く場合が、想定され
ますので、ヤマレコ等で最新情報を確認して
「アイゼン」などの持参をオススメします。


写真による藪沢新道の紹介より薮沢の滝
藪沢のルートには小さな滝もありますので
目を楽しませてくれるだろう!


写真による藪沢新道の紹介より薮沢の沢渡り
10:37
丸太橋を通過して「藪沢」の右沿いを
歩く事になります。


写真による藪沢新道の紹介より崩落場所の迂回路
道中ルートが崩落しており迂回道が整備
されておりました。ここも最新情報を確認
して下さい。


写真による藪沢新道の紹介より迂回路から本道に合流
迂回ルートから本道に合流します。
「藪沢」から離れ深い樹林帯に入ります。
急傾斜を下ります。

今回見落としましたが、この辺りに
藪沢大滝分岐がありますが、荒廃して
「立入り禁止」とあります。注意して
下さい。


写真による藪沢新道の紹介より岩バレ表示の大岩通過
10:52
岩(ガン)バレの大岩を通過します。


写真による藪沢新道の紹介より「鋸岳」榛の木展望台
11:07
「鋸岳」榛の木展望台に到着します。


写真による藪沢新道の紹介より榛の木展望台より鋸岳の景観
美しい「鋸岳」を見る事が出来ました。


写真による藪沢新道の紹介よりジグザグ階段を下る
鋸岳の景観を楽しみ、丸太階段などが整備
されたジグザグルートを下ると


写真による藪沢新道の紹介より大平山荘に到着
11:22
「大平山荘」に到着します。
北沢峠から10分程度はなれた場所に位置
します。静かな佇まいにて一時と、思って
いる方はオススメです。

大平山荘公式ページは
こちらへ


写真による藪沢新道の紹介より大平山荘より北沢峠を目指す
大平山荘よりやや上り返し
北沢峠を目指します。


写真による藪沢新道の紹介より北沢峠の標識
11:42
こもれび山荘」付近の北沢峠に到着です。


写真による藪沢新道の紹介より北沢峠のバス停
「南アルプス林道バス」にて「仙流荘」に
戻ります。これは停車場の写真ですが、ベ
ンチに番号がついてます。要は一番にベン
チに座った方から順番でバスに乗車するシ
ステムです。注意して下さい。

自分達は、この現状を知らずバスの発車時
刻付近まで「こぼれび山荘」で一服してい
たので、早くに到着していたにも関わらず、
バスにはなかなか乗れない状況に陥りまし
た。注意です

「南アルプス林道バス」時刻については
こちらへ




このページのまとめ


【1】
仙丈ヶ岳から仙丈小屋までの「藪沢カール」
はスリップしやすいので、注意して下さい。


【2】
仙丈小屋から馬の背ヒュッテは正面に「甲
斐駒ヶ岳」の素晴らしい展望が望める。ニ
ホンジカ」対策の保護柵には近づかないよ
うに!丹渓新道の分岐あります。


【3】
馬の背ヒュッテからは、「藪沢」沿いを歩く
か雪渓が残っている場合があるので、最新の
情報を確認して「アイゼン」等を準備する
こと。



【4】
ルートはやがて「藪沢」より樹林帯に入るが、
一部崩落しており、今回迂回路でした、この辺
りも最新情報を確認する事を
オススメします。


【5】
日帰りなど、北沢峠から「南アルプス林道バ
ス」を利用する場合は乗車時間など十分に
余裕をみて登山計画する事をオススメします。




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関連 北沢峠から登る甲斐駒ヶ岳

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