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『創楽・ホビー』
模型の撮影方法(露出・絞り)
プラモデル・模型の撮影のコツ(露出・絞り等)、デジカメの設定方法などを写真入りで解説しています。

創楽・ホビー
模型の撮影方法(露出・絞り)

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創楽 模型の撮影方法(露出・絞り)
完成したプラモデルや模型を写真に残しておき
たい!このページではプラモデル撮影時のコツ
や注意点を簡単にご紹介致します。特に広角系
ズーム・露出・アングル・絞りボケに重点を置
いてご説明しています。ご参考ください。





撮影機材紹介


使用カメラの紹介

一眼レフカメラ
一眼レフカメラ コニカミノルタ α-7 DIGITAL
コニカミノルタ α-7 DIGITAL

レンズ
レンズ SIGMA 50mm MACRO F2.8
SIGMA 50mm MACRO F2.8


コンパクトカメラ
コンパクトカメラ Panasonic DMC-FX01
Panasonic DMC-FX01

撮影環境のセッティング

撮影環境のセッティング
撮影は、ミニテーブルの上に背景紙を置き、撮
影目的の模型を置きます。(撮影する模型の色
により背景紙の色を決めます。主にグレー紙)
照明は部屋の照明+外の自然光です。現地点で
はあまり気にしていません。ただフラッシュは
使用しないので三脚は絶対必要!フラッシュを
焚くと自然な感じに仕上がらないからです。

このページの撮影方法で撮影した模型写真の数
々を当サイトのギャラリーページに掲載してお
ります。見て頂ければ幸いです。

広角系ズーム


一般に35mmフイルムレンズでは50mmレンズ
が標準とされます。その数値よりその数値より
小さいと広角系(広い範囲が撮れる。焦点距離
が短い)大きいと望遠系(狭い範囲だが、遠く
の物が撮影出来る。焦点距離が長い)と言う。

広角系 ← 50mm → 望遠系
(35mmフイルムレンズ)

ここでは広角系を紹介します。なぜならば、こ
の広角系で撮影した方が被写体などのデフォル
メ感が出せるからです。(遠近感が大げさに表
現でき、よりスケール感を引き出せる。)

【28mmで撮影】
広角系28mmで撮影

【35mmで撮影】
広角系35mmで撮影

【50mmで撮影】
広角系50mmで撮影

標準の50mmでの撮影より、28mmで撮影し
た方が前輪が大きく、リアが小さく表現され、
遠近感が強調されています。

この見本写真はコンパクトカメラのズームを使
用してます。一眼レフ・デジタルカメラでは、
最近の高級機種は大丈夫ですが、28mmのレン
ズを使用しても約42mm程度になり、広角にな
りません。ちなみに高価な17mm系・超広角レ
ンズの使用でようやく28mm程度に写ります。


露出


露出とは、その撮影被写体に必要な光の量です。
少なければ暗く、多ければ明るくなります。

【露出- アンダー(少ない)】
露出- アンダーで撮影

【適正露出】
適正露出で撮影

【露出+ オーバー(多い)】
露出+ オーバーで撮影

一般に露出は自動ですが、コントラストが高い
場合(風景など遠くの雪山に近くの岩場など)
白色と黒色が構図に入ると、明るい白色に露出
を合わさると、黒い部分の岩場の色が露出不足
になり、被写体が暗くなる場合があります。下
の写真はその例です。建物が暗くなっている。

コントラストが高い場合、被写体の一部が暗くなる場合がある。

弥陀ヶ原登山時にオートで撮影した簡易トイレ
です。露出が空の明るさに合っているが、肝心
のトイレの色が黒く潰れています。この様な事
を防止する為に露出補正します。一般的には、
この様な場合はプラスに補正しますが、プラス
しすぎると露出オーバーとなり、空の青色が飛
びますので、補正は微調整で変更します。撮影
経験を踏むと大体の目安が分かるようになって
きます。また被写体によっては必ずしもプラス
補正するとは限りません。マイナスの場合の方
が良い時もあります。その場合は露出を替えて
沢山撮るとミスを防止出来ることになります。

しかしワンショットに何枚も設定変更して撮る
のは面倒です。それに対応して、最近では一回
のショットで自動的に露出を変更して撮影する
オートブラケット機能を搭載したカメラがあり
ます。大変優れもので、フィルムではもったい
ないが、デジカメだと何枚でも撮れますので、
納得が行くまで撮って、後の不要な写真は消去
で済みます。模型撮影にも大変活用してます。

オートブラケット機能を搭載したカメラ
コンパクトカメラのオートブラケット機能画面
この場合、露出-1 適正露出 露出+1の3露
出の写真を1回のショットで同時に撮ります。

SEKONIC製 マニュアル露出計
SEKONIC製 マニュアル露出計
撮影する方向に向けると適正な絞りとシャッタ
ースピードが表示される。フィルム感度ISO
対応・露出補正も表示する。これを使ってマニ
ュアルで撮影するのも面白い!
名機ニコンFと一緒だと似合いそう?!






撮影アングル


同じ模型でも、その被写体を撮影する角度によ
っては、モデルの表情が違って見えます。

【下から見上げて撮影】
被写体を下から見上げて撮影

【目線位置から撮影】
被写体の目線位置から撮影

【上から見下ろして撮影】
被写体を上から見下ろして撮影

バイクを撮影する場合は目線よりズラした写真
の方が好きです。撮影する対象によって、自分
の好きなアングルを見つけるのも写真撮影の楽
しみの一つではないでしょうか!

絞りとボケ


先ずは、絞りとシャッタースピードの関係を簡
単にご説明します。分かりやすくコップに水を
入れる事を例に取ると、蛇口の口径が絞り・コ
ップに水が溜まる時間がシャッタースピードと
なります。高価な明るいレンズはコップが小さ
いと過程して下さい。蛇口を開くと早く(絞り
を開けるとシャッタースピードが速く、絞りを
絞るとシャッタースピードが遅い
・手ぶれが発
生しやすいです。)高価な明るいレンズは暗い
所でもシャッタースピードが稼げるのです。

絞りには、もう一つの効果が有ります。それは
ボケです。絞りを開くとピントが合う部分が小
さくなりボケが大きくなります。絞りを絞ると
ピントが合う部分が広くなり、全体的に鮮明に
シャープに撮れます。しかしシャッタースピー
ドが遅くなるので三脚が必要となります。風景
写真など全体にピントを合わせたい場合などは
絞りを絞る写真が多いですが、模型など、強調
したい部分だけ鮮明にしたい場合は絞りを開き
ワザとバックをぼかします。味のある写真が撮
れる。ボケ味は下の写真を参照して下さい。

【絞り値F2.8で撮影】
絞り値F2.8で撮影
光量F5.6を1に例えると×4です。
絞り優先AEで撮影
レンズ SIGMA F50mm MACRO 1:2.8

左側のウインカー部にピントが合っており、後
は殆どボケている。

【絞り値F5.6で撮影】
絞り値F5.6で撮影
光量F5.6を1に例えると×1です。
絞り優先AEで撮影
レンズ SIGMA F50mm MACRO 1:2.8

フロントフェンダー・ヘッドライトまでピント
が合っており、リアがボケている。三脚必要

【絞り値F16で撮影】
絞り値F16で撮影影
光量F5.6を1に例えると1/8です。
絞り優先AEで撮影
レンズ SIGMA F50mm MACRO 1:2.8

ボケが殆ど無く全体が鮮明に写る。1/6模型と
は思えない位の仕上がり!一眼レフならではの
カットとなっている。三脚必要

ボケ具合はレンズ特性でも違いが出てきます。
ここでは、あくまでも目安で見て頂きたい!

模型撮影 総括


このページに紹介した、広角系ズーム・露出・
撮影アングル・絞りとボケを自分のイメージに
合った条件で撮影しております。まだまだ基本
的であり、撮影方法を模索中です。内容に関し
ても殆ど独学です。掲載内容の間違い・アイデ
アがありましたらご一報頂ければ幸いです。

今回はISOについてを触れておりませんが、通
常室内ではISO400 ISO800など高感度にす
るとシャッタースピードは稼げるが、ノイズが
出てきます。最近の高級カメラはノイズが出な
いカメラがあるそうです。今後はそれらの商品
を試してみる価値がありそうです。







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