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富山の山歩き 【創楽 富山の山】
黒部峡谷・水平歩道より志合谷までの区間を分かり易く紹介します。このページでは水平歩道の概要・ルートデータ・欅平駅から蜆坂よりパノラマ展望台までの区間を紹介。またパノラマ展望台より奥鐘山や毛勝山、サンナビキ山などの景観を紹介します。

富山の山 水平歩道「志合谷」
①はじめに・パノラマ展望台

創楽TOP > 富山の山> 黒部峡谷 水平歩道

創楽 富山の山『黒部峡谷 水平歩道「はじめに・パノラマ展望台」』
登山口である欅平駅


富山の山「水平歩道・志合谷」・カテゴリー

①はじめに・パノラマ展望台 ②水平歩道「パノラマ展望台」から
「蜆谷」ルート紹介
③祖母谷温泉
関連 西鐘山・登山
関連 富山の山歩き 創楽・富山の魅力ホーム 創楽トップ



富山の山「水平歩道・志合谷」
このページ「パノラマ展望台」
の目次
水平歩道の「概要」
水平歩道の「歴史」
このページで紹介する
コース内容
コースタイム
コースマップ・概要
標高グラフ
写真による「しじみ坂」
の紹介
パノラマ展望台からの
景観
このページのまとめ
水平歩道
カテゴリ

「水平歩道」
概要


水平歩道(すいへいほどう)
富山県黒部市の「欅平」から「仙人谷」まで、
黒部川上流沿いに約 13 km にわたって延びる歩
道。
仙人谷からさらに上流方面「黒四ダム」へ
通じるのが「旧日電歩道」であり「下ノ廊下」と
呼ばれております。


道は黒部川の左岸に沿って、一部区間を除きほぼ
同じ標高(約1,000 m)を保ったまま水平に延び
ている。黒部峡谷の断崖を「コ」の字形にくり抜
いて作られた道であり、幅は狭いところで70から
80 cmほど。

関西電力(関電)の黒部川第四発電所から延びる送
電線の巡視路としても使われているため、道自体は
よく整備されているが、途中には鉄製または丸太を
組んで作った桟道もある。

ルートは川面から数百mの高さの絶壁上で、ひとた
び転落すれば生命にも関わることから、俗に「黒部
では怪我をしない」(落ちると怪我どころでは済ま
ない、の意)と言われ、実際に転落事故がしばしば
発生している。


このため、登山道としては上級コースに区分される。
危険箇所には山側に手すり代わりの太い針金やワイヤ
ーが張られているが、谷側には転落防止の柵などは設
けられていない。
また、欅平から12 kmほどの場所に
ある山小屋「阿曽原温泉小屋」を除けばコース途中に
避難所はなく、エスケープルートも存在しない 。



「水平歩道」
歴史


富山で設立された東洋アルミナムが、多くの電気
を必要とするアルミニウム精錬のため水力発電用
ダムを自前で建設することを計画し、その調査を
目的として1920年(大正9年)に開通させたもの。



同社は宇奈月を拠点に、欅平から上流の十字峡まで
の調査計画を立てるが、その後事業の行き詰まりに
より1922年に電力事業を日本電力(日電)に譲渡

1928年には会社自体が日電に吸収された。開発計画
を引き継いだ日電は、その後水平歩道を延伸する形
で仙人谷からさらに上流へ延びる日電歩道を開いて
いる。

その後日電から日本発送電を経て、第二次世界大戦
後の1951年(昭和26年)に関電の管轄となる。


1963年に黒部ダムが建設された際、中部山岳国立
公園内である現地にダムを設置する条件として、日
電歩道および水平歩道を一般登山者向けに維持・補
修することが厚生省(当時)より関電に対して義務
づけられた。

これにより、関電は毎年数千万円の費用をかけ
て両歩道の整備を行っている。

参考文献「ウキペディア」一部抜粋


水平歩道マップ


日電歩道マップ
「水平歩道」「旧 日電歩道」を
示した図


今回の登山
について


今回の登山は山岳ガイド「志水哲也」さん主催
「紅葉の黒部峡谷秘峰めぐりpart2」にご招待
して頂き1泊2日にて行動しました。


志水哲也プロフィール

1日目 欅平から水平歩道にて志合谷の奥鐘山
のビューポイントにて撮影会・祖母谷温泉にて
宿泊


2日目 釣鐘駅より西鐘山・登山

今回このページでは1日目の欅平から水平歩道
にて志合谷までの道中の様子や祖母谷温泉な
どを3ページ構成にて紹介します。

先 1ページ目は欅平から蜆坂を登り「パノラマ
展望台」までのルートと展望台からの景観を紹介
します。


阿曽原まで行く場合はトンネル通過があるので
ヘッドライトは必須です!

尚 素人が制作した内容なので、参考程度
に読んで頂き、登山は自己責任にてよろし
くお願い致します。




登山データ

     
山名 黒部水平歩道「志合谷」まで 標高
場所 富山県黒部市宇奈月町
ルート 登山ルート紹介
水平歩道「志合谷」まで

高低差 約314m
累積標高+1,089m
累積標高-775m

沿面距離 5,036m
往路・同ルートを折り返す。

所要時間 3時間02分
(写真を撮影しながらゆっくり)

コース時間等、詳細

上り「蜆坂」
欅平駅 標高599m 9:20出発

パノラマ展望台  標高853m 9:56着
登山時間36分 距離782m 高低差254m


パノラマ展望台 標高853m 10:05出発

蜆谷 標高966m 11:14着
登山時間1時間18分 距離2,102m 高低差113m
欅平駅より登山時間1時間54分
距離2,884m 高低差367m


蜆谷 標高966m 11:20出発

志合谷・奥鐘山ビューポイント 標高913m 12:22着
登山時間1時間08分 距離2,152m 高低差ー53m
欅平駅より登山時間3時間02分
距離5,036m 高低差314m



下山 往路を辿る。
志水哲也さん主催 ツアー同行
登山 2019年11月03日~04日
晴れ
登山ルート

登山ルートマップ

水平歩道軌跡マップ図
      カシミール軌跡地図より
「欅平」→「志合谷」


水平歩道ルート
概要


登山道は黒部峡谷鉄道欅平駅から始まります。
駅前の広場を出発してすぐ「しじみ坂」と呼ば
れる急な登りとなり、標高差350 mほどを一気
に上がります。しじみ坂の上部は「水平歩道」・
「パノラマ展望台」の分岐に到着し一旦
「パノラ
マ展望台」を目指し美しい「唐松岳」「奥鐘山」
「毛勝山」などのを景観を楽しみ再び先程の「分岐」
地点に戻り「水平歩道」に入ります。


ここからはほぼ平坦な道となる。 道は谷に出会う
たびに地形に沿って内側へ蛇行するため長く感じ
られる。谷の向こう側には奥鐘山の岩壁が間近に
見える。途中には雪崩や鉄砲水を避けるためのト
ンネルが整備されいる。

道自体はよく整備されており、ワイヤーや針金な
ども付けられているが、足下には岩角や木の根が
飛び出している箇所がある。


また道幅が狭いため、阿曽原温泉小屋の元オーナ
ー・原田義春は「岩にザックや体を当ててバラン
スを崩さないよう、終始緊張感を持って歩くよう
に」とアドバイスしている。


登山ルート・カシミール標高グラフ

水平歩道「志合谷」
標高グラフ

水平歩道標高グラフ

カシミール標高グラフより
水平歩道「志合谷」
「欅平」→「志合谷」

沿面距離 5,036m

標高差 3143m
累積標高差プラス +1,089m
累積標高差マイナス -778m


所要時間 3時間02分
(写真を撮影しながらゆっくり)


登山道3Dイメージ


水平歩道奇跡3Dルートマップ
カシミール3Dより「志合谷」までの水平歩道
イメージです。


付近の施設



水平歩道・パノラマ展望台
までのアクセス紹介


写真による蜆坂ルート紹介より欅平駅
9:20
水平歩道・パノラマ展望台は「欅平駅」と
「欅平ビジターセンター」の間にある階段
からスタートします。


写真による蜆坂ルート紹介より欅平駅案内図
欅平駅の案内図より登山口の階段の
位置です。


写真紹介より蜆坂ルートの始点
「欅平駅」階段の登り口には
「パノラマ展望台」まで徒歩60分とあります。
この「欅平」から「水平歩道」「パノラマ展望
台」分岐までのルートを「しじみ坂」と呼びま
す。


写真紹介より水平歩道注意喚起1
水平歩道には「クマの出没・遭遇情報」が
多く寄せられております。
クマよけ対策を準備して下さいね!


写真紹介より水平歩道注意喚起2
黒部峡谷下ノ廊下では転落、死亡
事故が連続発生しております。

体調や装備を万全にして行動して下さい!


写真紹介より水平歩道注意喚起3

自分の能力を過信せず、
十分に注意を払い登山をして下さい


写真紹介より蜆坂を少し登った地点より欅平駅
しじみ坂を少し登った地点より
「欅平駅」を撮影しました。観光者で
賑わっております!!


写真紹介より蜆坂の様子1
「欅平駅」より「パノラマ展望台」
までの「しじみ坂」は整備されており
ますが、急勾配です。ペース配分に気を
付けて登って下さいね


写真紹介より蜆坂の様子2
木階段なども整備されております。
前者は写真家の志水哲也さんです。


写真紹介より蜆坂の様子3鉄塔
9:44
送電線の付近を通過します。


写真紹介より蜆坂の注意喚起
注意喚起の看板が設置されております。

「どうしてでも通行される方は自己責任にてご
通行されるようお願いします。」とあります。


写真紹介より蜆坂の様子3
黒い大きな人工物を潜ります。


写真紹介より蜆坂ルート出口広場分岐の様子
9:45
すると「T字路」に到着します。
「水平歩道分岐」の右側に進みます。

因みに「出口広場」とは「上部トンネル
出口広場」であります。

出口広場は「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」
の順路となっております。


公式サイトはこちらへ


黒部峡谷パノラマ展望ツアー




黒部峡谷パノラマ展望ツアーイメージ
動画です。パノラマ展望台からの景観
もありました。


写真紹介より蜆坂の上部の様子1
ここからの登山道は「アルミハシゴ」が整備
されており、とても整備されております。
「展望ツアー」ルートなので!!


写真紹介より蜆坂の上部の様子2
「落石」が発生しやすい場所なので
「自己責任」とあります。


写真紹介より蜆坂ルートよりパノラマ展望台分岐1
9:52
しじみ坂の終点である「水平歩道」「パノラマ
展望台」の分岐点


写真紹介よりパノラマ分岐からの様子
右側の「パノラマ展望台」方面に進みます。
道中「マムシに注意!」の看板があります!
注意しましょう!!




パノラマ展望台
からの景観



パノラマ展望台からの景観より奥鐘山・唐松岳
9:5
パノラマ展望台からは美しい
「奥鐘山」「唐松岳」「不帰ノ剣」などの
景観が望めます。


パノラマ展望台からの景観より唐松岳を拡大
「唐松岳」「不帰ノ剣」を拡大して撮影
しました。


パノラマ展望台からの景観よりサンナビキ山など
「サンナビキ山」「滝倉山」方面です。


パノラマ展望台からの景観より山岳立体マップソフト頂図1 山岳立体マップソフト「頂」より「サンナビキ山」
を描写


パノラマ展望台からの景観より毛勝山 ブナクラ谷 赤谷山
「毛勝山」や「ブナクラ谷」「赤谷山」が見えます。


パノラマ展望台からの景観より山岳立体マップソフト頂図2
山岳立体マップソフト「頂」より「毛勝山」
を描写


パノラマ展望台からの景観より奥鐘山ドローン1
「志水哲也」さんドローンにて撮影
「奥鐘山」


パノラマ展望台からの景観より奥鐘山ドローン2
ドローンでないと絶対見る事が出来ない
「奥鐘山の岩壁と黒部川の景観」



このページの「まとめ」


【1】
水平歩道区間はクマ出没に注意
滑落事故が2019年に多発しており慎重に
行動する事をオススメします。



【2】
登山序盤は「蜆坂」と呼ばれる急勾配
の斜面なのでペース配分に注意して下さい。
上部の分岐点より「パノラマ展望台」に行く事
が出来ます。大絶景が待っております。
立ち寄りをオススメします。



【3】
水平歩道より【阿曽原】まで行く場合はトンネル
通過があるのでヘッドライトは必修です!







②水平歩道「パノラマ展望台」から
「蜆谷」の紹介

富山の山「水平歩道・志合谷」・カテゴリー

①はじめに・パノラマ展望台 ②水平歩道「パノラマ展望台」から
「蜆谷」ルート紹介
③祖母谷温泉
関連 西鐘山・登山
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