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『創楽・車・バイク』【車カスタム】
ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
④ポンプ・メイン経路

創楽【車カスタム】
ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
④ポンプ・メイン経路

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ウェーバーキャブレター
ウェーバーキャブレター

ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
カテゴリー

①はじめに・ベンチュリー ②フロート・ニードル ③アイドリング経路
④ポンプ・メイン経路 ⑤スターター経路 ⑥まとめ

創楽【車カスタム】ウェーバーキャブDCOE
カテゴリー

セッティング オーバーホール 外車のセッティング数値
国産車のセッティング数値 サニー 取付け例 ハーレー 取り付け例
ミツバ フェーエルポンプ S20 ソレックスデータ  
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オーバーホール
ポンプ経路


加速ポンプ系は、スロットルが急に開いた時、
すなわちアクセルを急激に踏みこんだ時、燃料
が空気量につてい行けず、混合気は非常に希薄
となります。この状態を補う為、燃料を加圧し
噴射させる装置を加速系ポンプと呼びます。

良く勘違いする、この加速ポンプ量を増やすと
加速が良くなるものでは有りません。あくまで
も希薄状態を補う装置です。自分は、前のペー
ジでオーバーホールした低・中速を担当するア
イドリング系から高速にメインに切り替わる際
の、補助的な装置と考えて下ります。

このポンプの作動は、スロットルが開くと
図25ポンプレバーが下がる事で、図26ピ
ストンを下げ図24加速ジェットから燃料
が噴射されます。

加速ポンプ作動中は、図21スタッフィンボールが
開き燃料が通過し図23サクションバルブのボールが
上がり燃料が止められ、加速ジェットに行きます。

この際、図23サクションバルブの右側にある
バイパス通路にて、燃料が一部戻りコント
ロールしています。

オーバーホールのポイントは、図26ピストン
の作動性図21.図23のボールの作動 

ポンプ通路の確保と考えます。



先ずは、図23 サクションバルブ取外しです。
フロート室エンジン側の下部に付いています。
マイナスドライバーにて取外しです。



外したサクション バルブです。(黄色い矢印)
がバイパス孔です。洗浄はバイパス孔の確認と中
に入っているボールの作動です。振ってカタカタ
音がしたらOKとしました。私の場合セッティン
グに付いては、このサクションバルブの変更はし
ておりません。このバイパス孔の口径が大きくな
るとリターンが増え吐出量が少なく成ります。




各ジェット類の洗浄は、キャブクリーナーのプー
ルにジェットを漬け置きにてジェットの中に入っ
ている汚れを溶かします。

しばらくして取り出し、キャブクリーナーを通路
に吹きつけ貫通している事を確認します。

注意 手には、キャブクリーナーが付かないよう
にして下さい。


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ポンプピストン・ポンプロッドの取外しは、
細いマイナス ドライバーにて写真の様に、
慎重に持ち上げ外して下さい。



スプリング・リティナー・プレートをマイナス
ドライバーで持ち上げると、ポンプロッドに
ポンプピストンが付いた状態で取り外せます。



ポンプピストン類はそれぞれ取り外し単体
にします。ここでは、ポンプロッド・ポン
プピストンに800番→1000番のペーパー
を掛け段付を取り、スムーズに作動するよ
う磨きます。各パーツのセッティングは

ポンプロッド・燃料噴霧量です。長いと噴
霧量が増えます。ポンプピストンスプリン
グ強いと噴霧時間が短いです。
(量が同一なので、短時間で
沢山出る事になります。)



ポンプロッドですが、参考に私の場合、左側
の長い方がハーレーEVOエンジンに使用し
ているモノとみぎ側がサニーA型1300cc
エンジンに使用しているロッドです。

サニーの方は私が切断して微調整をしたモノ
です。基本的に、ポンプは、加速ジェットサ
イズとこのロッドの長さの2点にしぼり調整
しています。

セッティングについては
こちらへ



ポンプロッドの長さは、
ハーレーEVO    6cm
サニーA型1300cc  5.6cm



ポンプピストンすぐ横にあるサタッフィング・
ボール・リティナー・スクリューを大きめなマ
イナスドライバーにて外します。



スクリューを外すと、中からスタッフィ
ング・ボールとバルブ・ボールを取り出します。

キャブをひっくり返すと出ますが、ぽろと
出て来るので、無くさないように注意です。

出てこない場合は、硬直している場合があるので、
キャブクリーナーを予め噴霧してから取り出して
下さい。場所は図21番です。





次は、ポンプ・スクリューを外します。
(黄色い矢印)のポンプOリングは新しい
モノの必ず交換して下さい。



ポンプスクリューを外すと中から
ポンプジェットが見えて来ます。



ポンプジェットは必ず(黄色い矢印)のえぐれて
いる部分をエンジン側に向けて取り付けます。



ポンプジェットを取り出すと(黄色い矢印)
のポンプ・ジェット・ガスケットが付いて
来ます。装着時は取り付けを忘れない
よう注意して下さい。



部品類全てを外すと、次はポンプ経路の洗浄に
入ります。ポンプ ピストン下よりキャブクリー
ナーを注入した洗浄液が(黄色い矢印)の所から
出る事を確認します。



スタッフィング・ボールを取り出した下よりキャブ
クリーナーを注入した洗浄液が(黄色い矢印)の所
から出る事を確認します。



ポンプジェットを取り出した横よりキャブクリ
ーナーを注入した洗浄液が(黄色い矢印)の所
から出る事を確認します。



キャブバタフライ側より、センターにあるポン
プカバーを外し(黄色い矢印)のポンプコントロ
ール・レバーがしっかり固定されている事を確
認して下さい。ポンプレバーを作動する大切な
部分です。図25番





綺麗に磨きを掛けたポンプピストンを組付け、
バタフライを作動し、連動して写真下の様に
ロッドが下がるか確認して下さい。

確認は何度も実施して、ひかかったりしないで
スムーズに作動する事を確立して下さい。
大切な部分です。


経路の洗浄が終了すると逆手順で組み立てます。
バルブボールの入れ忘れ、ポンプジェットの
ガスケットの入れ忘れ、ポンプジェットの
取り付け方向に注意して組付けます。

ポンプジェットのセッティングはこちらです
車両ごとの目安はこちらです。


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オーバーホール
メイン経路



メイン経路はメインジェットを外す所から実施
します。ジェットカバー取外し(黄色い矢印)
の部分です。



非常に大きく通常のマイナスドライバーだと、
エマルジョン・チューブ・ホルダーにキズが
付く恐れが有ります。私の場合は写真右側の
トヨタ純正ツールを使用しています。

大きいマイナスドライバーでも
充分に取り外し可能です。



メインジェットを外している様子です。
(しっかりしたマイナスドライバー
をオススメします。)



取り出すとこんな感じに出て来ます。



取り外した部品を分解すると、写真の様な形
に分解が出来ます。チューニング・排気量ご
とに、メインジェットとエマルジョンチュー
ブ・エアージェットを交換します。特にウエ
ーバーの語賛美はエマルジョンチューブにあ
ると思います。これを変更するとパワー
特性が変わります。体感も凄い!

メイン・エアージェット エマルジョン
チューブのセッティングは
こちらへ



メインジェットはエマルジョン チューブに挿さ
っているだけなので、交換の際にメインジェッ
トが外れ、キャブ内に落ちる場合が有ります。
私は何度もあります。もうダメかと思いましが
心配は無用!取り出せます。写真は落ちたメイ
ンジェット(黄色い矢印)です。実際は燃料が
あるので、少し見えずらいです。




細いマイナスドライバーにて写真の様に、
メインジェットの抉れた部分のドライバー
を挿して持ち上げます。使用するドライバ
ーは予め他のメインジェットで挿さるか確
認して下さい。位置は懐中電灯でジェット
ホルダーを覗きジェットの抉れている大体
の位置を見出してから行って下さい。以外
と簡単に釣れます。




再び各ジェット類の洗浄は、
キャブクリーナーのプールにジェットを漬け
置きにてジェットの中に入っている汚れを溶
かします。しばらくして取り出し、キャブク
リーナーを通路に吹きつけ貫通している事を
確認します。

注意
手には、キャブクリーナーが
付かないようにして下さい。



メイン経路は、メインジェットホルダーより
(黄色い矢印)部分からキャブクリーナーを
注入します。



キャブクリーナーを注入



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キャブクリーナーの洗浄液が、キャブ口径
(黄色い矢印)よりから出る事を確認してメ
イン経路の洗浄が終了します。エマルジョン
・チューブの洗浄も忘れずに実施して下さい。




キャブ下側も4個のビスを外し分解し、
メイン・アイドルのホルダーを覗き確認します。




外した部品類ですの(黄色い矢印)パッキンは必ず
新品に交換して下さい。写真下のボトムは写真では
綺麗ですが、結構ゴミやガソリンが酸化した
ような黒いヘドロが付いていますので、
よく洗浄して下さい。






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⑤スターター経路

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