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『創楽・車・バイク』【車カスタム】
ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
③アイドリング経路

創楽【車カスタム】
ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
③アイドリング経路

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創楽【車カスタム】ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
ウェーバーキャブレター
ウェーバーキャブレター


ウェーバーキャブDCOEオーバーホール
カテゴリー

①はじめに・ベンチュリー ②フロート・ニードル ③アイドリング経路
④ポンプ・メイン経路 ⑤スターター経路 ⑥まとめ

創楽【車カスタム】ウェーバーキャブDCOE
カテゴリー

セッティング オーバーホール 外車のセッティング数値
国産車のセッティング数値 サニー 取付け例 ハーレー 取り付け例
ミツバ フェーエルポンプ S20 ソレックスデータ  
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オーバーホール
アイドリング経路

アイドリングジェット
図よりアイドリングジェットの位置




低・中速運転やアイドリング状態を受け持つ系統
(アイドリング経路)をオーバーホールします。

写真はアイドリング状態の図です。燃料が、アイドリ
ングジェットにて、適切な燃料と空気を入れ混合気割
り出します。

その混合気が20番通路を通り、19番アイドリング・ス
クリューにて調整され18番ホールから噴霧します。

当然だが自然吸気であるので、エンジンの吸引力で
噴霧される。大切な所はこの吸引力が、17番バタフ
ライの開閉がとても重要に成る事だ!

最初のページでも話したが、先ず、オーバーホール前に
バタフライが双方共密閉を確認するとは、この左右のバ
タフライの密閉にバラツキがあると、左右の吸引力が
バラツキ、アイドリング調整が不能(迷宮入り)する
事を示している。

続に言う、パワー重視(0~400)などのセッティ
ングは、口径を大きくしてアウターベンチュリーを
広げます。そうなると口径に広くなる分、低速では、
吸引力が少なくなり、アイドリング調整が難しくなり、
吸引力の出る高回転でのアイドリングになる傾向が
有ります。

私は個人的には、A型だと74カム・45パイキャブ
・アウターベンチュリー34位が好きです。結構、低
回転で安定(ハイカムなのでやや不安定)しました。

この低回転・やや不安定のアイドリングがとて
も好きであり。ハーレー3拍子の心地良さと良
く似てます。(自論)

ウエーバー キャブレターのセッティングは
こちらへ



写真が、低中速運転のキャブの状態です。
バタフライが開き、16番バイパス孔から
混合気が流れます。

この16番バイパス孔はアイドリング中は空気が入り、
アイドリング混合気を薄め・微粒化し空気
と燃料の混合比率を良くしてます。



ウエーバーキャブレターの
上部ジェットカバーを外し、



アイドリングジェットを取り出します。
アイドリングジェットは、吸気側のやや小さい方です。
写真が、取り出している様子。
大きいマイナスドライバーを使用して下さい。
小さいとネジの頭が削れます。
注意!



アイドリングジェットを外すと、
写真のような感じです。
これは、アイドリングホルダーに
ジェットが付いた状態です。



アイドリングホルダーを外した状態です。

ジェットはホルダーに嵌め込んであるだけです。
ここでアイドリングジェット№が
最適であるか確認して下さい。
セッティング標準データは
こちらへ

アイドリングジェットは、ソレックスと違い、
同一の番号でもホールサイズ(Fナンバー)が
異なることで条件が広がりますが、それだけ
複雑に成ります。私の場合、標準№でFナンバー
をずらしアイドリングが10分以上、カブリな
どで停止しないサイズを探します。



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いよいよ本体の確認に入ります。
まずは、アイドリング スクリューを外します。

ここで注意する事は、
このキャブレターが自分の実動車から
オーバーホールが目的で外した場合、
一度締めこんで、何回転閉めこんだか、
確認して下さい。

戻した時の目安です。

標準は1回転半です。

ソレックスだが、GTRなどS20エンジン整備書では、
1/8回転毎の幅で調整すると記載してあり、とても
シビアです。もしもを考え、さわらない場合の方が
良いかもしれません



アイドリング スクリューを外した場合、
スクリュー先端を確認します。

段付・ヘタリです。段付があると、
アイドリング時に各シリンダーに供給される
混合気が安定しません



アイドリングスクリュー直ぐ後ろにある
スクリューを外します。この部分は、
確認重要部分です。



全てのアイドリング経路のスクリューを外すと、
経路の洗浄を実施します。洗浄する経路は写真
の→部分です。ここがアイドリング経路です。



使用するツールはKURE製クリーナーキャブです。
非常に強力で皮膚に付けないで下さい。

使用する際は火気と高温に充分注意して下さい。


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まず、アイドリングジェット
ホルダー取り付け口より
(黄色い矢印)部分からキャブ
クリーナーを注入します。



アイドリングホルダーよりキャブクリーナー
を注入している様子です。



アイドリングホルダーよりキャブクリーナーを
注入した洗浄液が→の所から出る事を確認します。



さらに写真の様にキャブクリーナーを
吹きつけ→から出る事を確認します。
これでアイドル経路の洗浄・確認は終了
します。もう片側も同様に実施します。



開いたスクリュー上部からキャブクリーナー
を吹きつけ、アイドリング孔・バイパス孔から
洗浄液が出る事を確認します。又このバイパス孔
はタイプに寄って穴の位置がずれています。

アイドリング経路の確認が終了したら、
逆手順で組み立てます。但しアイドリ
ング・スクリューは力を入れて完全に
閉めないで下さい。

スクリューにキズが入ります。(注意)





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④ポンプ・メイン経路

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